研究課題/領域番号 |
16K11937
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研究機関 | 四国大学 |
研究代表者 |
山口 豪 四国大学, 看護学部, 准教授 (60532182)
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研究分担者 |
奥田 泰子 四国大学, 看護学部, 教授 (30330773)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 入浴 / 心機能 / 日常生活行動 / 心エコー / 心臓 |
研究実績の概要 |
平成28年度はまず、様々な実験のための条件設定と確認を行った。実験時の室温や湯温の維持に関しては、冬季に長時間放置すると湯温は低下するが、風呂の追い炊き機能を利用すればある程度解決することがわかった。また、実験室の構造や実験物品・測定機器の配置、測定機器類の装着手順や装着箇所などの確認を行った。測定機器の中で心臓超音波装置(以降心エコー)などは水分によって故障する恐れがあるため、測定場所は浴室から少し隔てた場所で行うことにした。また、心エコーへの湿度の影響を極力避けるために、除湿器を心エコー近くに設置するなどの対策を講じた。心拍変動解析に用いるアクティブトレーサーも直接水分がかからないようにするため、頭部に固定するなど対策を講じた。 心エコーの測定に関しては何度も練習し、左傍胸骨長軸像はある程度撮影可能になった。僧帽弁に関してはBモード、Mモードの両方で撮影可能になった。 そして、研究協力者とともに実験の手順・動作確認等を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
機器(心エコー)の使用許可がなかなか下りなかった点や納入に時間がかかったため、当初の計画より遅れを生じた。また、心エコーの機器の取り扱い、撮影方法に慣れる、または習熟するのに、かなりの時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
心エコーの撮影に関してはさらに測定および撮影技術の向上に努める必要がある。そのため、学外の講習会や専門家(医師や臨床検査技師)に指導を仰ぐなどの対策を検討・計画している。また、学内の研究協力者を増やし、より効率よく実験を進めることができるよう、対策を講じる予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初は測定機器(心エコー)と実験に関わる消耗品などを購入する予定であったが、計画していたほど実験が進まなかったことと、既存の物品で今のところ実施できたため、次年度使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
平成28年度の予備実験・確認によっていくつかの必要な消耗品が明らかになったので、次年度使用額を追加して購入する予定である。
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