研究課題/領域番号 |
16K11943
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研究機関 | 同志社女子大学 |
研究代表者 |
當目 雅代 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (20259435)
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研究分担者 |
野々口 陽子 同志社女子大学, 看護学部, 助手 (00756207) [辞退]
天野 功士 同志社女子大学, 看護学部, 助教 (40756194)
光木 幸子 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (70269778)
小笠 美春 同志社女子大学, 看護学部, 専任講師 (70544550)
田村 沙織 同志社女子大学, 看護学部, 助手 (50756210)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 周術期看護 / 熟練看護師 / 視線計測 / 術後観察 / 看護学生 / 教育評価 |
研究実績の概要 |
2018年度に開発したソフトプログラムPerceive Checkerと連動させて、2019年度は術後観察の教育教材を作成していた。この教育教材は、全身麻酔で手術を受けた患者の術直後の観察場面の画像で編集作成したものである。それぞれの画像場面で正しい観察手順や部位を注視することができると次の画像へ遷移するが、間違った箇所を注視した場合は間違いであることが画面上で伝えられる。間違った場合は再度同じ画像が提示され、正解するまで繰り返される。全ての画像の課題に正解すると画像が終了となる。シナリオの終了までにかかった時間や、各画像の提示時間などから学生の習熟度が把握できる。2020年度は、この看護学生用術後観察トレーニング教材を成人急性期実習(3週間)前の学生に適用し、従来より実施しているテクニカルスキルを確認するための術後観察技術チェックテストと併用して術後観察の習熟度を把握する予定であった。しかし、新型コロナウィルス感染拡大に伴い成人急性期実習の受け入れ病院での実習が中止あるいは実習期間が短縮となり、予定していた成人急性期実習が実施できなかった。そのため、トレーニング教材の適用には至らなかった。新型コロナウィルス感染が収束に至り、予定通りの成人看護学実習が実施できれば、術後観察の習熟を目的として学生に適用する予定である。 2020年度は、前段階で実施したモバイル型EMR9(Nac社)で計測した熟練看護師12名の術後ケア観察時のデータを①主観的な術後観察の順番と注視潜時の注視項目の順番により、術後観察の認知プロセスを推定する。②手技内容と手技に関連する注視項目の一致率、同時進行手技の実施率を算出する。これらの結果について現在論文投稿中である。
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