研究課題/領域番号 |
16K11947
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
宮城 千賀子 琉球大学, 医学部, 教務職員 (60237287)
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研究分担者 |
伊藤 義徳 琉球大学, 人文社会学部, 准教授 (40367082)
豊里 竹彦 琉球大学, 医学部, 教授 (40452958) [辞退]
山入端 津由 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (10337272)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | バーンアウト予防 / マインドフルネス / 心理教育 / ストレスマネジメント / SOC |
研究実績の概要 |
バーンアウトはヒューマンサービス従事者に多く見られる現代社会におけるストレス症候群のひとつであり、医療現場においては看護師の離職原因の一つとなっている。看護領域における新人看護師の離職率が高いことからバーンアウト予防対策は看護師養成過程(在学時)から始める必要があると考えた。そのため看護師養成過程の在学生を対象にストレス予防のための心理教育プログラムを実施し実施前後及び、看護師就労前と1年後に効果測定のための質問紙調査を行ないプログラムの効果をみることとした。プログラムには海外では医療現場のみならず様々な領域でその効果が示され、昨今日本でも注目を浴び始めているマインドフルネスを導入した。 本研究は当初の研究計画ではH28年度から対象者へのバーンアウト予防対策としての心理教育プログラムを開始し、プログラムの実施前後に効果測定の質問紙調査を行ない、H29年度は在学中に心理教育プログラムを受けた新人看護師に定期的な効果測定の質問紙調査を行ない、H30年度はそのデータ解析、まとめ、学会・雑誌等での発表予定であったが、準備等に時間を要しH29年度に研究開始となった。1年遅れではあったがその後順次研究計画を遂行した。H30年度は、前年度看護師養成過程において約10週間(週1回)のバーンアウト予防対策のための心理教育プログラムを受けた新人看護師を対象者として自主トレーニングを促し、定期的に効果測定の質問紙調査を行なった。H30年度末に効果測定の質問紙調査を終了し、現在、その質問紙を回収中である。今後、回収終了後に、データの集計、分析を行ない、今回行なったバーンアウト予防対策としての心理教育プログラムの効果について研究全体のまとめ、研究報告を学会・雑誌等で行なう予定である。
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