看護教員及び実習指導者を対象に看護学生の実習指導上の教育困難感を3年にわたり質的調査を行った。その結果、135エピソードが示され、「看護過程が展開できない」「実習態度が不適切」「患者との関わりが不適切」に分類された。そのうち、発達障害が強く疑われるエピソードは3つに過ぎなかった。 次に看護教員を対象に対人困難学生による負担感について量的検討をした。その結果、看護教員の93.2%は当該学生の指導経験があり、看護教員の負担感に関連した項目は、臨地実習 (β.357)」「技術チェック(β269)」「親の情緒不安定(β.245)」 「自分の精神衛生に影響(β.236)」であった。(調整済R.653)
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