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2020 年度 実施状況報告書

看護教育におけるプロンプト付加による記憶強化のための効果的なVDT画面設計

研究課題

研究課題/領域番号 16K11972
研究機関神戸常盤大学

研究代表者

山口 有美  神戸常盤大学, 保健科学部, 准教授 (20554223)

研究分担者 中田 涼子  姫路獨協大学, 看護学部, 准教授 (80554229)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワード看護学生 / プロンプト付加 / ICT / 解剖生理学
研究実績の概要

先行研究から、解剖生理学は、看護学科において1年次に開講されていることが明らかになったことから解剖生理学の単位を取得した2年生以上の看護学生を対象にVDT視読実験を行う為に実験準備を行いVDTによる作業に おけるディスプレイ画面のアーキテクチャーを「提示する情報量」「提示する情報の質」「提示する情報の形態」を調節し視読視認を促進する要素になるのかについてデジタル教科書やICT教材など幅広い分野からサーベイし単純な画面構成で検証するとことした。VDT媒体としてデスクトップ型PC 、ノート型PC、iPadを活用することとした。VDT媒体へのプロンプト付加には、マウスやクリックパッド(タッチパッド)タッチパネル、タッチペン、質問紙の準備を終えていた。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、被験者となる学生を集めて実験することを取りやめざるを得なかった。
そこで全国的に対面授業と遠隔授業の混在した2020年度に開講された「解剖生理学」の授業について調査し、VDTを活用した教授方法及びプロンプト付加や視読環境、画面構成、資料の提示方法と学習効果について検討し本来の研究目的である看護教育におけるプロンプト付加と記憶強化の関係性を明らかにすることに変更した。変更することにより対面授業と遠隔授業の利点を生かす教授方法の構築に向けてと看護学生の主体的な学習を支援する為にVDTを使用した学習及び教授方法について基礎的な資料を得ることにつながると考えたからでもある。2020年度に日本国内の看護系大学で解剖生理学を教授した教員(大学の看護系学部学科各1名)288名を対象に質問紙を郵送し質問紙調査を行うことに変更し実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2020年度に看護学生に対し対面で視読実験を行う計画だったが、新型コロナ感染拡大により、被験者を集めた視読実験を中止を余儀なくされた。そこで、研究目的を達成するための研究方法を再度検討せざるを得なかった。再度サーベイを行い、研究計画を見直し現状を踏まえ、実験研究から質問紙調査に変更することとした。この新型コロナ感染拡大による研究計画の見直しと研究方法の変更が、研究進捗状況の遅れた最大の原因である。

今後の研究の推進方策

全国に送付した質問紙の回答内容を集計し分析途中である。郵送法の為、回収率が低いことが研究遂行上課題と考えられる。この課題に対しては、統計的処理に加え深く内容を分析することで研究目的を達成することができると考える。また、データの追加収集も視野に入れて研究目的達成の為に研究を進めていく

次年度使用額が生じた理由

看護学生を対象とした視読実験に使用するために準備していた研究費が、実験中止により繰り越された。全国の解剖生理学を教授した教員への質問紙調査に加えて、追加のデータ収集を行い、研究成果を達成する計画である

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公開日: 2021-12-27  

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