研究課題/領域番号 |
16K11987
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
村田 尚恵 佐賀大学, 医学部, 准教授 (70588706)
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研究分担者 |
分島 るり子 東京医療学院大学, 保健医療学部, 准教授 (10380784)
鈴木 英子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 教授 (20299879)
岡崎 美智子 国際医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 教授 (60279354)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | レジリエンス / 新卒看護師 / 看護管理 |
研究実績の概要 |
看護師の職務は、業務そのものがストレスと結びついており、職業継続には看護師自身でストレスを乗り越えていくことが求められる。新卒看護師には、職業上の困難を乗り越える力を育む支援が重要であるが、十分に検討されているとはいえない。本研究の目的は、新卒看護師が職業継続をするために、職業上の困難を乗り越える力を促進する看護管理モデルを考案することである。 平成28年度に新卒看護師のレジリエンスの関連要因および影響要因を明らかにすることを目的として、研究協力が得られた大学病院28施設に勤務する新卒看護師を対象に、無記名自記式質問紙を用いた縦断調査を実施した。調査は、平成28年7月(ベースライン調査)と平成29年2月(追跡調査)である。研究2年目である本年度は、前年度に引き続き追跡調査のデータ入力をし、分析を行った。追跡できた1072人の新卒看護師から有効回答を得た。新卒看護師のレジリエンスの影響要因を明らかにするために、追跡調査でのレジリエンスを目的変数とした重回帰分析を行った。重回帰分析の結果、新卒看護師のレジリエンスの影響要因としては、積極的な問題解決、半年後の看護技術の自信、自尊感情などが示された。 次年度は、新卒看護師が職務上の困難を乗り越える力を促進する支援を検討するために、指導看護師を対象としたインタビュー調査を予定している。その準備として半構成的面接における面接内容について研究分担者と検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は、大学病院に勤務する新卒看護師を対象にした縦断調査のデータ入力と分析を予定通りに終了した。また、平成30年度に実施予定の新卒看護師の指導看護師や看護管理者を対象としたインタビュー調査の準備として、半構成的面接における面接内容について研究者間での検討をすすめている。当初の計画通り進捗しているため、現在までの進捗状況をおおむね順調に進展しているとした。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度は、新卒看護師が職務上の困難を乗り越える力を促進する支援を検討するために、新卒看護師を支援している指導看護師や看護管理者を対象としたインタビュー調査を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)本年度の研究の進捗状況から研究成果発表を行わなかった。そのため、交通費としての次年度使用額が生じた。
(使用計画)成果発表に向けて研究分担者との調整会議や学会参加のための交通費、インタビュー調査での交通費、データ入力作業における研究補助者への謝金として使用する予定である。
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