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2017 年度 実施状況報告書

急性期病院の医療従事者に対する対象者のくらしを見据えたケアのための多職種連携教育

研究課題

研究課題/領域番号 16K11992
研究機関横浜市立大学

研究代表者

勝山 貴美子  横浜市立大学, 医学部, 教授 (10324419)

研究分担者 朝倉 輝一  東洋大学, 法学部, 教授 (00522913)
真野 俊樹  多摩大学, その他部局等, 教授 (20327886)
青松 棟吉  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30571343) [辞退]
撫養 真紀子  兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (60611423)
加藤 憲  藤田保健衛生大学, その他部局等, 講師 (90753038)
大山 裕美子  横浜市立大学, 医学部, 講師 (90736349)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードくらし / 急性期病院 / 多職種連携教育
研究実績の概要

本研究は、急速に変化する医療環境において、急性期病院に勤務する医療従事者が対象となる患者や住民をどのようにとらえ、彼らのくらしを支援を視野に入れたケアのために必要な人材育成上の課題を明確にし、多職種連携教育の手法を用いた教育プログラムを構築することを目的としている。
今年度、カナダ トロントならびにバンクーバーなどでIPE/ IPWに患者や家族を含めたプログラムを構築するために必要な基本的な概念や理論的背景に関する知識を得た。さらに、International IPE/IPWに関するプロジェクトの概要および9大学統合のプロジェクトに基づいた教育プログラムの実際について情報を得た。このプログラムの内容、運用、評価、ファシリテーターに関する教育プログラムと評価に関する情報を得、これらの資料や情報を詳細に分析をし、本研究への適応可能性に関する検討を行っている。さらに、日本の医療者が認識する退院支援の内容と対象となる患者や住民、福祉施設職員の認識の違いについて先行研究、電話相談、インタビューデータをもとに分析する事を通し、くらしを見据えたケアに必要な人材育成上の課題の検討を行っている。次年度は、これらを踏まえた病院での調査を実施し、多職種連携教育を視野にいれた教育プログラムを構築する計画である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

カナダ トロントならびにバンクーバなどでの患者や家族を含めたIPE/ IPWのプログラム構築のための基本的概念や、プログラムなどに関する情報収集は、日本の同様のプログラムへの応用が可能であり、日本の調査を踏まえた多職種連携教育の検討をすることができているから。

今後の研究の推進方策

海外での調査、先行研究、日本の医療者が認識する退院支援の内容と対象となる患者や住民、福祉施設職員の認識の違いについて電話相談、インタビューデータをもとに分析する事を通し、くらしを見据えたケアに必要な人材育成上の課題は何かさらに検討を加える。次年度は、これらを踏まえた病院での調査を実施し、多職種連携教育を視野にいれた教育プログラムを構築する計画である。

次年度使用額が生じた理由

分担者の一部に研究費支出がなく繰り越し金が生じたため。次年度、病院の医療従事者を対象として調査を実施し、これらをもとにwebでの教育プログラムを構築する予定であるため、その費用としてあてる予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)

  • [雑誌論文] 「地域包括ケアシステム」と討議倫理―自立と連帯の観点からー2018

    • 著者名/発表者名
      朝倉輝一
    • 雑誌名

      東洋大学社会研究

      巻: 第15巻 ページ: 5-13

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 老い・自律とvuluerabilityー討議倫理的観点から-2018

    • 著者名/発表者名
      朝倉輝一
    • 雑誌名

      東洋法学

      巻: 第61巻第3号 ページ: 453-473

    • 査読あり

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公開日: 2018-12-17  

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