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2019 年度 実績報告書

回復期リハビリテーション病棟における看護師の他専門職との連携・協働モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12016
研究機関福井医療大学

研究代表者

吉江 由加里  福井医療大学, 保健医療学部, 講師 (00723826)

研究分担者 加藤 真由美  金沢大学, 保健学系, 教授 (20293350)
横山 孝枝  福井医療大学, 保健医療学部, 講師 (80620608)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード看護師 / 多職種チーム / 連携 / 回復期リハビリテーション病棟 / 成果
研究実績の概要

多職種連携実践力と多職種チームにおける成果との関連性を示すチームモデルを作成し,検証を行った.信越・北陸および東海・中部エリア9県47病院の回復期リハ病棟に勤務するスタッフ看護師,副看護師長および看護師長を対象に無記名自記式質問紙法で実施した.予備調査で,多職種連携実践力には「連携に関する現任教育の受講」,「療法士がチームリーダー」,「コミュニケーション能力」,「バックアップ能力」が影響要因として抽出された.チームの成果は「チームの生産性」「チームの業績」「メンバーの満足度」を客観的に測定した結果などに基づき判断される.そこで本研究では,回復期リハ病棟における多職種チームの成果として,リハ病棟入院料における実績指数である患者の機能改善率および在宅復帰率,チーム活動における看護師の満足度を設定した.また,多職種チームケアの質の向上に資するため,課題達成やチームを運営するうえで施設内外のメンバーや資源を結びつけて調整・統合する行動プログラムである「チームのプロセス」を設定しチームモデルを作成した.分析は,多職種連携実践力を目的変数,他の各変数を説明変数として,単変量解析および多変量解析(重回帰分析)を用い,多職種連携実践力に影響する要因を確認した. その後,回復期リハ病棟の多職種連携実践に関わる効果的なチームモデルにそって,データへの適合度を共分散構造分析で算出した.結果,退院後の生活指導の共有とモニタリング能力およびコミュニケーション能力は多職種連携実践力に影響を与えており,多職種連携実践力は多職種連携実践度に影響を与えるという順序性が見出された.また,多職種連携実践度からチーム活動に対する満足度に至る経路と,多職種連携実践度から機能改善率に至る経路,多職種連携実践度から機能改善率を経由して在宅復帰率に至る経路が示された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Factors Affected with the Ability of Nurses Working in a Convalescent Rehabilitation Ward to Collaborate with an Interdisciplinary Team2019

    • 著者名/発表者名
      Yoshie Yukari、Yokoyama Takae、Kato Mayumi
    • 雑誌名

      Journal of Japan Academy of Nursing Science

      巻: 39 ページ: 157~164

    • DOI

      https://doi.org/10.5630/jans.39.157

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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