| 研究課題/領域番号 |
16K12047
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| 研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
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研究代表者 |
緒方 昭子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 准教授 (50510731)
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| 研究分担者 |
外村 昌子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 講師 (20711980)
蓮池 光人 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 講師 (30760657)
奥 祥子 宮崎大学, 医学部, 教授 (40284921)
久木元 由紀子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 准教授 (70725142)
井手口 範男 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (90396929)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| キーワード | 腹腔鏡下手術 / ソフトマッサージ / 疼痛 / 不安 / 補完代替医療 |
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| 研究実績の概要 |
RCTにより腹腔鏡下手術後のがん患者を対象にソフトマッサージの効果を検証することを目的とし、平成28年度は住友病院・消化器外科病棟でパイロットスタディを行う計画とした。唾液オキシトシン・コルチゾールの測定が,検体の保管の問題から困難となったこと、術後３回、１回10分のソフトマッサージの実施予定であったが、マンパワー不足のため術後2日目ないし3日目の１回のみ20分のソフトマッサージの実施となり、計画を修正した。計画修正後、大学と住友病院の倫理審査委員会の審査に時間を要したため、研究開始が計画より遅れ10月にデータ収集を開始したため、終了時期を平成29年5月末とし、現在も進行中である。
手術予定者は週に1～２名程度であり、対象者が無い週もあり全体的に消化器がんの腹腔鏡手術対象者が少ない現状であった。3月末の時点で、28名の対象者から15名の同意を得た。介入群７名、比較群8名、内訳は胃がん患者5名、大腸がん患者5名、直腸がん患者5名であるが、脱落者が3名あり12名の被験者となった。対象者は手術前日に入院することが多いため忙しい処置の合間に同意の説明を行うことになり、余裕のない対象者も多く見られた。疼痛と不安のＶＡＳについては、介入前から５以上の結果を示す対象者はいなかった。バイタルサイン等にも大きな問題は無かった。マッサージについては、「気持ちよい」などの感想が得られており、それぞれのデータについては今後分析予定である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
病院における倫理審査に予想よりはるかに時間がかかったことから研究開始時期が遅れた。対象となる消化器がんの手術予定者が予想数より少なく、サンプル数を得るのに時間を要した。
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| 今後の研究の推進方策 |
平成28年度の住友病院パイロットスタディの実施を受け、研究方法の修正を行い、平成29年度の本試験の研究計画を立案し、実施していく。また、パイロットスタディのデータを整理・分析し、学会発表、論文発表を行う予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
目標対象数を得ることができていないため、マッサージ実施者への謝金、交通費、被験者への謝礼等の予算を使用していない。また使用予定であったココロメータについて無料での借用が可能となったため使用料が発生していない。
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| 次年度使用額の使用計画 |
次年度研究施設が遠方となり、確実な研究の実施のために研究協力者を増員すること協力者の研究施設への交通費がかかるため、その点での使用予定である。またマッサージの手技や知識を深めるため、海外における病院でのマッサージの現状について視察を行なう予定にしている。
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