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2017 年度 実施状況報告書

直腸がん術後3大機能障害に対する多職種協働ケアモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12057
研究機関群馬パース大学

研究代表者

堀越 政孝  群馬パース大学, 保健科学部, 准教授 (80451722)

研究分担者 二渡 玉江  群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (00143206)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード直腸がん / 包括的アセスメントツール / セルフケア / 介入 / QOL
研究実績の概要

平成29年度は、包括的アセスメントツール暫定版の作成および介入内容の決定を行う予定であった。しかし、調査を予定していた群馬大学医学部附属病院が組織再編途中であったため、調査を実施することができなかった。
また、平成28年度の進捗も遅れていたため、3大機能障害の出現時期やその程度と対処方法(セルフケア内容)の調査が実施できておらず、包括的アセスメントツール暫定版作成のためのデータが得られていなかった。そこで、平成29年度においては、用いる測定尺度を検討した。.QOL 調査票は包括的尺度と疾患特異的尺度に大別されるが、本研究においては、群間比較を直腸がん患者間で実施するため、疾患特異的尺度を中心としていくこととした。当初の予定では、QOLの詳細を明らかにするために、European Organization for Research and Treatment of CancerQLQ-C30日本語版(C30J)およびEORTC QLQ-CR38としていた。しかし、対象者の負担を軽減するために、EORTC QLQ-CR38のみを使用することとした。また、自尊感情を測るSelf-Esteem Scale、セクシュアリティーを測るSexual Self-Schema Scale、肛門機能評価のためのウェクスナースコアとしていたが、ウェクスナースコアではなく、大腸がん患者専用に開発された調査票であるFACT-Cを使用することとした。
また、平成28年度に発表した論文『The process of accepting functional impairments among male rectal cancer patients after surgery』の結果を元に、介入のタイミングを検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

群馬大学医学部附属病院に通院している直腸がん術後患者20名を対象として調査をする予定であったが、前出のとおり組織の再編途中であったため、外部者である研究者が立ち入ることは難しかった。

今後の研究の推進方策

本文書作成時点では、病院組織再編が落ち着いてきている状況となっているため、調査フィールドと交渉し、早急に3大機能障害の発生頻度・時期・程度と患者のセルフケア内容とQOLや自尊感情の調査を実施する。その結果を元に包括的アセスメントツール暫定版を作成していく。実施が難航する場合も想定し、他の施設の情報も得ておく。

次年度使用額が生じた理由

平成29年度は、調査の実施ができなかったため、対象者への謝金や学会発表、論文投稿ができなかった。平成30年度では、それらを実施していく。

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公開日: 2018-12-17  

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