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2017 年度 実施状況報告書

終の棲家で最期を安心して迎えるための入所者参画型看取り看護ガイドラインの構築

研究課題

研究課題/領域番号 16K12073
研究機関名桜大学

研究代表者

伊波 弘幸  名桜大学, 健康科学部, 准教授 (40712550)

研究分担者 大城 凌子  名桜大学, 健康科学部, 教授 (80461672)
永田 美和子  名桜大学, 健康科学部, 教授 (50369344)
鶴巻 陽子  名桜大学, 健康科学部, 准教授 (80710128)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードハンセン病 / 看取り看護 / 入所者の高齢化
研究実績の概要

平成29年度の 具体的研究計画・方法について以下の通り計画に取り組んだ。
国立療養所沖縄愛楽園入所者3名、宮古南静園看護師2名、入所者3名、奄美和光園看護師3名、東北新生園看護師3名、入所者1名に対し面接調査を行った。看護師の面接調査から見えてきたことは、各療養所の特徴というよりも全国どの療養所でも共通するものがあった。具体的には入所者の看取り看護はどの療養所でも行っているが、看護職の看取り看護の教育が進んでおらず思考錯誤で行っている。入所者が自室で看取りを希望する場合、可能な限りで自室での看取りを行うがマンパワーの不足や他職種連携が思うように行かず、満足する看取り看護がなされず他職種連携、看護職の看取り教育が喫緊の課題である。入所者の面接結果も同様、どの施設も共通するものであった。入所者は最期は園内か自室で迎えたい他施設(総合病院)には行きたくない、延命治療は望まず自然のまま最期を迎えたいという希望であった。また、園内の職員に対する希望として、最期看取ってほしいの職員というのがほとんとであった。さらに葬儀、お見送りの際は多くの園内職員に見送ってほしい。その背景には家族がいない入所者が多く、最期誰にも見送られないのは寂しいものがあると面接調査から入所者の看取りに対する思いが明らかになった。加えて昨年度は、台湾のハンセン病療養所を視察した。理由として台湾は沖縄本島にも近いこともあり、戦中、戦後沖縄県民のハンセン病患者が収監されたこともあり、歴史背景からも台湾のハンセン病療養所を調査することは今後のハンセン病療養所における看取り看護を考える上で意義が大きいと考えたからである。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

療養所の看護師、入所者への面接調査は概ね良好であるが、アンケート調査については療養所の同意が得にくい状況である。
その背景には、各療養所で看取りについての考え方に差があり、特に総責任者の園長の方針にも違いがあり、協力を得られるのが厳しい状況である。研究代表者は沖縄愛楽園の元職員であったため、今年度は愛楽園の園長、自治会長に協力を求め、円滑にアンケト調査ができるようしていきたいと考えている。

今後の研究の推進方策

今年度最終年度のため、推進方策として
1. アンケート調査を行なっていく。さらに面接調査は継続的にすすめて大型の療養所東京、熊本などで行う予定である。上部でも述べた通り、研究協力者として沖縄愛楽園園長、自治会長に協力を要請したいと考えている。
2.台湾の療養所職員、入所者への面接調査を予定している。通訳が必要になることから昨年依頼した平良亜希子氏に今年度も依頼する予定である。平良氏は中国の麻酔医の資格を有しハンセン病患者との接点もある。
3.看取り看護はライフサポートが重要であることが面接調査から明らかになったので、キネステティクネオという動きを支援する介護技術の講座を受け技術を学習し看取り看護の支援に繋げたいと考えている。
4.看取り看護に必要な死化粧、ネイルケア、死後の処置の講座受け看取り看護の支援に繋げたいと考えている。
5.倫理、人権に関する学会に参加し学習を深め研究の考察を深める

次年度使用額が生じた理由

昨年度は前述でも述べた通り、アンケート調査が計画通り行われなかったため予算執行できなかった。今年度は予算執行できるように計画的行っていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 国立ハンセン病A療養所における看取り看護の現状と課題ー終の棲家で入所者を看取る思いー2017

    • 著者名/発表者名
      伊波弘幸
    • 学会等名
      日本ルーラルナーシング学会

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公開日: 2018-12-17  

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