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2016 年度 実施状況報告書

消化器がん患者の多職種連携による就業対応に焦点を当てた退院支援プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12075
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

糸井 裕子  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20383094)

研究分担者 吉田 昌  国際医療福祉大学, 大学病院, 教授 (20245640)
金子 順子  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (40611679)
落合 佳子  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (70611698)
阿久津 和子  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (70756791)
桑野 美夏子  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (10736052)
鈴木 明美  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (20525183)
鈴木 裕  国際医療福祉大学, 大学病院, 教授 (20241060)
小野崎 美幸  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助手 (00424052)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードがん患者 / 消化器がん / 働く世代 / 就労支援 / 就労支援モデル / 多職種協同 / 退院支援
研究実績の概要

本研究は、2013年から2015年に取り組んできた多職種連携を基盤とするがん患者のQOL向上のための入院から職場復帰・継続を含めた退院支援システム構築の強化を目指す。特に手術療法後、化学療法、放射線療法等の治療を受けている消化器がん患者の就労を受け入れる職場のモデル要素の抽出、対応プログラムの開発を目指す。平成28年度は、手術療法後、化学療法、放射線療法等の治療を受けている消化器がん患者の就労における職場の意識やシステムの課題を明らかにすることを目的に以下の活動を行った。
手術療法後、化学療法、放射線療法等の治療を受けている消化器がん患者の就労における職場の意識やシステムの課題を特定化することを目的に調査票の作成を行った。作成には、我々の先行研究を参考にするとともに「がんをもつ労働者と職場へのより良い支援のためにという」企業が参加する研修会に参加し、調査票作成に活かした。会社四季報(上場企業および未上場会社)に掲載されている関東県内の職場から層化無作為抽出法により2500社抽出し、発送まで終了した。
また、先行研究で我々が明らかにした働く世代の患者・家族に対するインタビュー結果で、明らかになった就労に関する課題や文献レビューによる知見を活用して、患者の職場における現状と課題についての調査票の作成を行った。消化器系患者会の協力を得て500人に対する調査票の発送準備まで終了した。
我々が運営しているWEBサイト(http://www.iuhw.ac.jp/ipagp/index.html)の食事編に新しい情報を追加更新した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

手術療法後、化学療法、放射線療法等の治療を受けている消化器がん患者の就労における職場の意識やシステムの課題を特定化することを目的に調査票の作成を行った。作成には、我々の先行研究を参考にするとともに「がんをもつ労働者と職場へのより良い支援のためにという」企業が参加する研修会に参加し、調査票作成に活かした。会社四季報(上場企業および未上場会社)に掲載されている関東県内の職場から層化無作為抽出法により2500社抽出し、発送まで終了した。
また、先行研究で我々が明らかにした働く世代の患者・家族に対するインタビュー結果で、明らかになった就労に関する課題や文献レビューによる知見を活用して、患者の職場における現状と課題についての調査票の作成を行った。消化器系患者会の協力を得て500人に対する調査票の発送準備まで終了した。
我々が運営しているWEBサイト(http://www.iuhw.ac.jp/ipagp/index.html)の食事編に新しい情報を追加更新した。
やや遅れているが次年度への影響はほとんどない。

今後の研究の推進方策

平成29年度8月から10月にかけて、平成28年度の調査データを活用して、多職種による討議により消化器がん患者の就労を受け入れる職場のモデル要素の抽出および対応プログラムを開発する予定である。
就労を受け入れる職場のモデル要素を満たすための対応プログラムを多職種で検討するとともに、12月に多職種、患者、職場責任者(人事担当者等)、産業保健師を含めたワークショップを開催し洗練する。またワークショップの内容を専門カメラマンに撮影・編集してもらい動画としてWEBサイト:http://www.iuhw.ac.jp/ipagp/index.htmlに掲載する。

次年度使用額が生じた理由

平成28年度のアンケートの配布が5月に遅れたたため、印刷、郵送費(封筒、ラベル)、配布、回収、データ入力費用の支出が平成29年度にずれ込んだためである。

次年度使用額の使用計画

平成28年度のアンケート調査に関しては、業者委託により、印刷、郵送費(封筒、ラベル)、配布は5月中に終了し、回収、データ入力を8月に終えた時点で執行する。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2016 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 社会復帰を目指す腹腔鏡下胃切除術患者が抱える問題点の特徴とその対処2016

    • 著者名/発表者名
      糸井裕子、金子順子、郷間悦子、落合佳子、福島道子
    • 雑誌名

      日本看護医療学会雑誌

      巻: 18 ページ: 1-10

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 腹腔鏡下胃がん切除術患者の多職種連携による退院支援システムの開発・実践・評価2016

    • 著者名/発表者名
      糸井裕子、福島道子、郷間悦子、落金子順子、小野崎美幸、落合佳子
    • 雑誌名

      科研費報告書(文部科学省科学研究費補助金研究成果報告

      巻: ― ページ: ―

  • [学会発表] がんをもちながら社会復帰したい方のために2016

    • 著者名/発表者名
      糸井 裕子
    • 学会等名
      国際医療福祉大学保健医療学部看護学科主催の公開学習会
    • 発表場所
      国際医療福祉大学(栃木県大田原)
    • 年月日
      2016-10-01
  • [学会発表] 胃がん患者に関する研究と地域貢献―腹腔鏡下胃がん切除術患者の多職種連携による 退院支援システムの開発・実践・評価-2016

    • 著者名/発表者名
      糸井 裕子
    • 学会等名
      NPO法人PEGドクターズネットワーク(PDN)主催第3回那須PDNセミナー
    • 発表場所
      国際医療福祉大学那須セミナーハウス(栃木県那須塩原市)
    • 年月日
      2016-09-18
  • [学会発表] 胃切除術後患者の手術後6ヵ月における身体活動と全身持久性体力との関係2016

    • 著者名/発表者名
      鈴木 明美、糸井 裕子、池田 佳史、藤咲 麻美、野宮 雅子、印南 裕子、村上 充子
    • 学会等名
      国際医療福祉大学学会
    • 発表場所
      国際医療福祉大学(栃木県大田原)
    • 年月日
      2016-08-28
  • [学会発表] 胃がん切除術患者様のQOL(生活の質)向上とWEBサイトによる支援の関連2016

    • 著者名/発表者名
      糸井 裕子、落合 佳子、金子 順子、鈴木 明美、桑野 美夏子、阿久津 和子、郷間 悦子、鈴木 裕、吉田 昌、大平 寛典、大槻 康子、福島 道子
    • 学会等名
      国際医療福祉大学学会
    • 発表場所
      国際医療福祉大学(栃木県大田原)
    • 年月日
      2016-08-28
  • [備考] 国際医療福祉大学IPA-GP「がんになっても安心して働き暮らせる情報サービス」

    • URL

      http://www.iuhw.ac.jp/ipagp/index.html

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公開日: 2018-01-16  

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