本研究は、外来通院治療を受けるがん患者の倦怠感に対する運動介入の効果を明らかにすることを目的とした.がん化学療法を受ける患者を対象群,運動介入群,教育介入群に振り分け,それぞれの化学療法期間中の倦怠感の変化について分析を行い,それぞれの介入評価を明らかにすることである. 2019年度は,運動介入についての実態の明確化および新規調査施設の開拓を行い,調査実施についての準備を行った.運動介入の実態について国内文献の検討を行い,日本におけるがん患者の運動介入の分析を行った. また,新規調査施設の開拓・調整を行い,調査実施に向けて研究者所属施設の研究倫理審査委員会の承認を得て実施施設の研究倫理審査申請の準備を行った. 今後の課題は,調査施設の研究倫理審査の承認が得られ次第,データの収集と分析,成果報告を行うことである.
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