研究課題/領域番号 |
16K12088
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研究機関 | 関西福祉大学 |
研究代表者 |
川西 千惠美 関西福祉大学, 看護学部, 教授 (40161335)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 婦人科がんサバイバー / 情報 / 生活の質 |
研究実績の概要 |
インターネット上の婦人科がんサバイバーに関する医療情報の検索および、婦人科がんサバイバーの近年の悩みについて検討を行った。 インターネット上では、科学的根拠のある医療情報は、40%程度という論文報告があったが、2018年8月より、厚生労働省においてウエブサイトの表現に関する監視体制強化事業が開始されたことにより、『医療広告ガイドライン』『医療機関ホームページガイドライン』により違反の疑いがあるウェブサイトの情報の通報やウェブサイトに不適切な表示や表現を見つけたら、サイトから通報が、可能となった。 また、インターネット上の医療情報に関する信頼性を担保するための「医療や健康」に関する検索結果の改善が2017年12月の最新のものとなった。その結果の状況から大幅に改善されたことがわかった。これまでより、婦人科がんサバイバーは、根拠のある情報に接することができるようになった。 また、生活の質と言う点では、がんと告知を受けただけで3割程度退職していた人も、仕事を持ちながら闘病が可能になるということを、もっともっと医療職が伝えてていく必要があることがわかった。 これらから、よりどのような情報にアクセスするかで、治療だけでなく、QOLに関係した情報を看護師が提供する必要性もわっかた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究機関を異動したため、再度倫理申請を行う必要があった。その倫理審査が3ヶ月に一回のため、やや時間を要した。 インターネット上では、これまでの科学的根拠のある医療情報の信頼性が40%程度という状況から大幅に改善されたことより、よりどの年代にあわせた情報か整理する必要が出てきたため質問紙の整理をしていたため。
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今後の研究の推進方策 |
研究協力者の絞込みをしており、調査を少ししか行っていないため繰り越した。 今年度は、研究協力者の絞込みができたため調査を実行し、婦人科がんサバイバーに必要と考えられる情報の提供を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
倫理審査に時間を要したこと、質問紙の整理をし調査が遅れているため繰り越した。 今年度は調査を実行し、情報提供システムを作成する。
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