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2018 年度 実績報告書

乳児をもつ夫婦の産後うつの実態と家族を支える地域連携モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12092
研究機関愛知医科大学

研究代表者

山本 弘江  愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (80251073)

研究分担者 池田 真理  東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (70610210)
金子 一史  名古屋大学, 心の発達支援研究実践センター, 教授 (80345876)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード産後うつ / メンタルヘルス / 夫婦 / EPDS / モニタリング / 多職種連携
研究実績の概要

産後うつをはじめとする周産期メンタルヘルスの問題が注目され,早期発見,早期介入が重要課題となっている。本研究は,乳児をもつ母親、父親双方に対し、縦断的に産後うつの調査を行うとともに,初産の夫婦に面接調査を行い,産後うつの実態と家族のメンタルヘルスの実態を明らかにする。
研究協力施設で生児を出産した夫婦に対し,産後1か月,3か月,6か月の3時点で質問紙調査を行った。617部配布し,1か月母親199部(32.3%),父親147部(23.8%),3か月母親182部(29.5%),父親145部(23.5%),6か月母親164部(26.6%),父親131部(21.2%)の有効回答を得た。現在,母親は産後うつ尺度EPDSとPHQ-9,父親はPHQ-9を用いてメンタルヘルスの実態を分析している。また,これまで夫婦間の関連や,縦断的な変化について明らかにされてこなかったことから,3時点の関連を含め詳細な分析を行う予定である。本研究の独自性の1つとして、母親の産後うつをパートナーが評価するEPDS-P日本語版の開発した。母親のEPDS得点と父親がパートナーである母親の産後うつを評価したEPDS-P得点の相関を確認したところ,中等度の相関が認められた。特に,項目1,3,8,9は相関が認められ,モニタリングの可能性が示唆された。相関が認められた項目に関して,父親が母親の症状を高く見積もる項目と低く見積もる項目があり興味深い結果が得られたことから,詳細の分析を今後進めて公表を予定している。
また,初産の10組の夫婦を対象に1か月時および3か月時の2時点で面接調査を行い,産後の夫婦のメンタルヘルスの詳細を記述している。現在,質的分析ソフトMAXQDAを用いて、質的帰納的に分析を行っている。これらの結果をまとめ,夫婦の産後うつの量的実態を明らかにするとともに家族の課題の詳細を明らかにする予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 子育て家族のこころを支える研究会

    • URL

      http://kosodate-kazoku.jp/

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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