30代有職既婚女性の、生殖の人生設計であるリプロダクティブライフプラン(RLP)の実態を明らかにし、生殖のゴール実現を支援する健康教育プログラムを検討した。 質的調査では、子どものいない30代既婚女性4名を対象に半構造的面接を実施した。女性は将来の妊娠・子育てとキャリアとの両立のため、働き方の改善や産休中の経済面を考慮し、キャリアの調整を重視していた。一方で、妊孕性の知識の低さも明らかとなった。 量的調査では、30代有職既婚女性496名を対象に質問紙調査を実施した。女性は、自分が妊娠できる確率を平均40%と見積、10%が仕事のため今すぐは妊娠できないと回答し、生殖とキャリアの調整に直面していた。
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