本研究の目的は、学童期から青年期のターナー症候群(Turner syndrome,以下、TSとする)の女児と家族に対して、【TSとTS女児のQOLに関する意識の実態調査】を実施し、TS女児と家族のQOLを測定する尺度を開発するための基礎資料とすることである。TS女児のQOLに関する思いは、成長・発達段階によって違いがみられた。家族のTS女児と家族の環境への思いとして、家族の会、周囲の人たちの存在の重要性が考えられる。今後、分析を進め成人期をみすえた各ライフステ-ジのターナー症候群女児と家族へのQOLに関する尺度の開発が求められる。
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