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2019 年度 実施状況報告書

NICU入院児を持つ褥婦への足湯による乳頭・乳輪の状態の定量化と搾乳に及ぼす効果

研究課題

研究課題/領域番号 16K12120
研究機関愛知医科大学

研究代表者

小島 徳子  愛知医科大学, 看護学部, 講師 (40717922)

研究分担者 米田 雅彦  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (80201086)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード足湯 / 産褥早期 / 搾乳 / 褥婦 / 乳房
研究実績の概要

NICU入院児を持ち搾乳を余儀なくされる褥婦に対して、足湯による乳頭・乳輪・乳房の状態変化について定性及び定量的に評価する手法を確立するとともに、足湯の実施条件ならびに搾乳に及ぼす効果の分析を目的として研究を開始している。研究施設において対象者候補数が当初の予定より少ないことから対象者数が不足すると判断したため、期間を延長してデータ収集を行った。研究施設へは4月に、データ収集の目標とする例数30例に実施例が及んだため、「研究終了報告書」を提出した。研究結果の概要として、健康被害等問題となる事例の発生はなかったこと、関連指針遵守状況に逸脱例がなかったこと、及び有効性等概要については、実験群は乳頭や乳輪が容易に圧迫できる状態へと変化したことを報告した。
対象者のデータベースを作成した。その後、以下の分析を開始している。統計ソフトIBM SPSS Statistics 25を用い、有意水準を5%未満とした。データ分析に当たっては、まず対象者の属性等について、記述統計及び実験群と統制群の2群間の均一性を確認するためStudent'sのt検定、Mann-WhitneyのU検定およびχ2検定を行っている。生理的指標における群間比較解析にはMann-WhitneyのU検定を行い、経時的な群内の比較解析には測定①・測定②・測定③の3時点の3群間でFriedman検定を行っている。乳汁分泌量、乳房の観察所見、主観的情報等の群間比較解析には、Mann-WhitneyのU検定およびχ2検定を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

データ収集に当たり対象者数が不足したため、期間を延長したことがあげられる。
2019年度は、学術集会で成果を報告することを目的としているため、遅れていると評価した。

今後の研究の推進方策

2019年度に得られた結果を基にして、次の仮説を検証する。
母子分離状況下にある搾乳を余儀なくされる褥婦において、足湯はリラクセーションを上昇させ、かつ血液循環を良好とし、乳頭・乳輪を柔らかい状態に変化させて搾乳の容易性に寄与する。
日本看護学会、日本母性衛生学会、日本看護科学学会、日本助産学会等で成果を報告する。

次年度使用額が生じた理由

(理由)
対象者が予定数より下回ったため、謝礼や使用物品が減額となったからである。データ収集の期間を延長したため、学会集会への参加を取りやめたからである。学会発表ができなかったため、旅費、研究成果、資料作成費や英文校正料、印刷費が減額となったからである。
(使用計画)
計画のとおり進めて行く予定である。

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公開日: 2021-01-27  

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