研究課題/領域番号 |
16K12129
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研究機関 | 公立小松大学 |
研究代表者 |
坂本 めぐみ 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (50279577)
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研究分担者 |
兼宗 美幸 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (50214490)
恩田 理恵 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (10307077)
三上 由美子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 講師 (60760113) [辞退]
西岡 笑子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (70550797) [辞退]
山岸 智子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (40758760)
古谷 健一 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 産科婦人科学, 教授 (20538706)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 中山間地域 / 母子保健 / 健康教育 / 切れ目のない支援 |
研究実績の概要 |
令和3年度はこれまでに収集したデータ分析と、研究成果を活かした研修のプログラム作成を実施した。 (1)妊娠中期の妊婦100名に栄養・食生活状況についてはBDHQ(Brief-type self-administered Diet history questionnaire)、妊娠時の心理・社会的側面の適応状態を日本語版PSEQ(Prenatal self-evaluation questionnaire)、妊娠リスク因子としてBPS(Pregnancy Behavior Scale)を調査し、81名の回答を分析した。栄養摂取状況では対象者の平均ナトリウム摂取量は推奨限度量を超えていた。40%以上の女性がカルシウムの適正摂取量(AI)を満たしていなかった。またほとんどの女性が鉄と葉酸のAIを満たしていなかった。J-PSEQの下位尺度「出産への準備」BPSの下位尺度「楽観視」には弱い相関が見られたが、しかし他のJ-PSEQの下位尺度と他のPBS因子との間には相関は認められなかった。 さらに栄養・食品摂取量とJ-PSEQ下位尺度並びにPBS因子との間に有意な関連は認められなかった。(2)中山間地域の母子保健、特に少子化地域の家族関係が変化している地域の母子保健における切れ目のない支援の重要性について、文献検討を実施した。子育て世代包括支援センターは既存事業の継続が主であり新たな仕組みや制度の試行錯誤の時期であり、産前産後ケアセンターは利用者および必要とされる内容について検討する状況であった。中山間地域の良さを生かした仕組みづくりが必要であることが明らかとなった。(3)これまでの研究結果を活用し、独立行政法人国際協力機構北陸センターにて青年研修・地域保健医療実施管理(アフリカ地域)のオンデマンド研修「地域母子保健」において、中山間地域の母子保健の研修プログラムを作成し実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスにより調査施設でのデータ収集が出来なかったため。
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今後の研究の推進方策 |
今年度データ収集を完了し、分析及び成果発表を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度の計画としてデータ収集のための旅費及び諸費用、および成果発表を予定していたがCovid-19no感染状況により実施できなかったため未使用額が生じた。令和4年度に実施予定である。
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