研究課題/領域番号 |
16K12143
|
研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
木村 真司 島根大学, 医学部, 助教 (10595672)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 看護学 / 行動学 / 栄養学 |
研究実績の概要 |
タッチパネルデバイスを用いた電子通信機器で「イラスト選択法(食事への関心)」、「イラスト選択法(食事の嗜好)」を行えるようプログラムを作成、修正を行っている。また、地域差の考えられる小児の生活習慣について、平易な文章を用いた小児版「生活習慣質問紙」を作成中である。今後、イラスト選択法と同様にタッチパネルデバイスを用いた電子通信機器で行えるようにプログラム作成を行う予定である。 「イラスト選択法(食事への関心)」としては、小児の身の回りに存在する物を36 種類のイラスト画として、6×6 のマス目に各1つずつランダムに配置してチェックシートとした。36 種の中の10 種は食品、26 種は食品以外のものとした。対象児に36 個のイラスト画の中から任意の10 個を選び出すように指示し、その10 個に含まれている食品の数を「食事への関心スコア」とする。 「イラスト選択法(食事の嗜好)」としては、小児の好きな食べ物より36種を選定(主食、副菜、主菜、果物、菓子・嗜好飲料、ファーストフード)し、36種類のイラスト画として、6×6 のマス目に各1つずつランダムに配置してチェックシートとした。対象児に36 個のイラスト画の中から任意の10 個を選び出すように指示した。その中に含まれている、和食の数を「和食スコア」、飽和脂肪酸を多く含む食品のイラスト数を「飽和脂肪酸スコア」とした。また、食品のカロリーと脂肪含量を算出し、平均エネルギー・脂肪エネルギー比率を算出する。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
イラスト選択法のプログラムの修正、新たな小児版「生活習慣質問紙」の作成に時間がかかったため、達成度がやや遅れているといえる。
|
今後の研究の推進方策 |
作成したプログラムを用いて、地域性の異なる都市と中山間地域において、イラスト選択法と質問紙法を用いて食事の関心・食物の嗜好のアンケートと生活習慣のアンケートを行う。
|
次年度使用額が生じた理由 |
地域差の考えられる小児の生活習慣について、平易な文章を用いた小児版「生活習慣質問紙」を作成する必要があるが、現在作成中である。
|
次年度使用額の使用計画 |
小児版「生活習慣質問紙」を作成し、イラスト選択法と同様にタッチパネルデバイスを用いた電子通信機器で行えるようにプログラム作成を行う。また、作成したプログラムを用いて、地域性の異なる都市と中山間地域において、イラスト選択法と質問紙法を用いて食事の関心・食物の嗜好のアンケートと生活習慣のアンケートを行う。
|