研究課題/領域番号 |
16K12151
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研究機関 | 札幌市立大学 |
研究代表者 |
松浦 和代 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (10161928)
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研究分担者 |
上村 浩太 札幌市立大学, 看護学部, 准教授 (00381278) [辞退]
三上 智子 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (70452993)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 先天性股関節脱臼 / ハイリスク群 / 予防 / 育児指導 |
研究実績の概要 |
【第4回専門技術研修の開催】2017年7月31日(月)、モンゴル国立母子健康センター(所在地ウランバートル市)の看護部管理者達と共に、ホブト県ホブト市へ移動した。研修講師・インストラクターは、日本人3名、モンゴル人5名であった。到着後、ホブト県保健局(保健局長)を訪問。ホブト県立総合病院(病院長)を訪問・見学。その後、研修打ち合わせと会場設営を行った。8月1日(火)~3日(木)、ホブト県保健局において、先天性股関節脱臼(以下、DDH)の予防育児をテーマとする第4回専門技術研修を開催した。 【参加者】西モンゴル5県から33名が参加した。内訳は、ホブト県10名、ザハン県4名、オブス県5名、ゴビアルタイ県5名、バヤンゴル県4名であった。モンゴル国立母子健康センター5名であった。 【研修スケジュール】8月1日(火):開校式、基礎講義「日本-モンゴル看護プロジェクトの歩みと成果、今後の計画」、技術講義、実技実習。8月2日(水):ワークショップ。8月3日(木):成果報告会、修講式。研修終了後、今後の研修について実行委員会を開催し、県単位のデータ収集フォーマットを決定。 【ICT教材プロトタイプの評価】上記研修において、プロトタイプ1(DVD映像)を視聴し参加者の反応を収拾した。その結果と講師らのレビューから、2016版に現地にて撮影した動画では、わかりやすさに不足があることが判明した。複数民族・複数言語からなるモンゴル国の特徴や、ゲルという住環境において若い保護者がひとりで学習するという特殊性を鑑み、ICT教材プロトタイププロトタイプ2となる制作コンテンツのコンセプトを立案した。改善のため、市立札幌病院にて部分的な画像を撮影し直した。この画像を取り込み、NG効果の改善、画面上の説明の追加、ノイズの軽減やテロップをよりふさわしいモンゴル語に翻訳し直す、プロトタイプ2を完成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
モンゴル国西モンゴル5県における専門技術研修を、予定通り実施した。ICT教材の開発と評価も計画通りに進んでいる。 現在までの進捗状況はおおむね順調脊ある。
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今後の研究の推進方策 |
モンゴル国西モンゴル5県における専門技術研修を、2018年はザブハン県で開催する。2018年度から、ICT教材を本格活用する。
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次年度使用額が生じた理由 |
理由1)今年度初回となった西モンゴルでの専門技術研修に際し、現地の物価が予測できなかった。理由2)分担研究者の退職に伴い、次年度使用額が生じた。
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