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2018 年度 実績報告書

効果的な分娩介助演習のための模擬産婦のフィードバックに関する能力開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 16K12155
研究機関埼玉県立大学

研究代表者

鈴木 幸子  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (30162944)

研究分担者 石井 邦子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (70247302)
青柳 優子  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (40289872)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード分娩介助演習 / 模擬産婦 / 模擬産婦養成プログラム / フィードバック / CTG動画
研究実績の概要

1)模擬産婦養成講習の開催と模擬産婦が参加するリアルな分娩介助演習の実施
講習は3大学にて9名対象に実施した。模擬産婦経験者体験談は実際の模擬産婦による語りではなく、パワーポイント上での紹介に変更した。分娩介助演習は3大学にて延べ14名の模擬産婦が参加し、学生数は延べ27名(2回実施学生2名含む)であった。フィードバック(以下FB)マニュアルやFBメモ用紙の改善によりFBがスムーズに進行できた。
2)FBマニュアルの改善
FB場面の逐語録の分析から、双方向性のやりとりができたことを確認した、学生から「どうすれば良かったのか?」という単に助言を求める様な質問が増加したため、模擬産婦が参加する演習の目的は「産婦とのコミュニケーション」と「産婦の状況に合わせたケア」について気づくことであることを事前に十分オリエンテーションをすることとした。さらに、模擬産婦は「〇〇して欲しかった」という要求を述べないことが原則ではあるが、学生の具体的な学びを促進するために、FBの中で、学生が自己の行動について明確に自己評価をした上での質問に限り、模擬産婦は「(私の場合には)〇〇して欲しかった」などの要求を述べてよいと、マニュアルを改訂した。さらにFBマニュアルの部分を改訂した模擬産婦養成プログラムをホームページで公開するとともに、冊子を印刷し全国の助産師教育機関に配布した。
3)CTG(胎児心拍陣痛図)のPCによる再生教材の作成
医療系出版社の技術協力を得て、数種類のCTGデータを分娩監視装置から用紙に出力している様を動画撮影し、DVDを作成した。これをPCで再生することにより、分娩介助演習時にCTGグラフと胎児心音の胎児情報が得られ、より臨場感のあるシミュレーションが可能になった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 分娩介助実習前の学生の気づきを促すための模擬産婦に対するフィードバック研修の試み2019

    • 著者名/発表者名
      森美紀,鈴木幸子,石井邦子,青柳優子,山本英子,北川良子,川城由紀子,東原亜希子,植竹貴子
    • 雑誌名

      保健医療福祉科学

      巻: 8 ページ: 75-82

    • 査読あり
  • [学会発表] 分娩介助演習における模擬産婦による双方向性フィードバックが学生の気づきを促す効果2018

    • 著者名/発表者名
      森美紀, 鈴木幸子,石井邦子,青柳優子,山本英子,北川良子,川城由紀子,東原亜希子,植竹貴子,妻倉恵
    • 学会等名
      第20回日本母性看護学会
  • [学会発表] 分娩介助演習のSimulated Reality 胎児心拍シミュレーター導入によるOSCE,2018

    • 著者名/発表者名
      青柳優子,大田康江,植竹貴子
    • 学会等名
      第32回日本助産学会
  • [備考] 模擬産婦養成プログラム

    • URL

      http://square.umin.ac.jp/spu-mm/Brochure.pdf

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公開日: 2019-12-27  

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