研究課題/領域番号 |
16K12178
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
永田 真弓 関東学院大学, 看護学部, 教授 (40294558)
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研究分担者 |
清水 裕子 関東学院大学, 看護学部, 助手 (40737508)
飯尾 美沙 関東学院大学, 看護学部, 助教 (50709011)
廣瀬 幸美 横浜市立大学, 医学部, 教授 (60175916)
橋浦 里実 関東学院大学, 看護学部, 助手 (60737302)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 小児がん / リハビリテーション / 社会参加 / 生活 |
研究実績の概要 |
本研究目的であるがん治療中の子どもへの社会リハビリテーションにおける看護の実際について明らかにするために、研究計画に基づき、対象施設の抽出とインタビュー調査依頼文書等の作成を行った。 対象施設は、全国の小児がん拠点病院ならびに小児がん中央機関16施設と、小児がん拠点病院ならびに小児がん連携病院のうち、申請者らが過去に実施した‘小児がん治療中の子どもの運動・生活活動と看護に関する調査’協力51施設を合わせ、両者の重複3施設を除く64施設とする。対象者は、研究協力の得られた施設において、その施設が取り組んでいるがん治療中の子どもへの社会リハビリテーションについて語ることができる看護職の代表者1~2名とする。 研究方法は、研究協力の得られた施設の対象者1~2名に、各施設が工夫しながらすでに取り組んでいるがん治療中の子どもへの社会リハビリテーションについて、半構成インタビューガイドを用いて、一人30分程度のインタビューを実施する。インタビュー内容は、ICレコーダーを用いて録音する。インタビューの場所は個室とし、施設側に準備を依頼する。次に、各部署で取り組んでいるがん治療中の子どもへの社会リハビリテーションについて、可能な範囲で視察し、フィールドノートに記録する。また、関連する既存資料等について閲覧あるいは入手するとともに、実践環境把握のための写真撮影を行うこととする。先行研究を用いインタビューガイドには、施設で取り組んでいる社会リハビリテーションの内容として、①生活の基礎、②自分らしい生活、③社会参加、④施設で取り組んでいる社会リハビリテーションの方法、⑤施設で取り組んでいる社会リハビリテーションに対する反応と成果、を挙げた。 所属大学の研究倫理審査委員会に研究計画書ならびに依頼文書やインタビューガイド等を提出し、承認を得た。インタビュー調査の依頼および開始は、次年度の予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
先行研究をもとにした文献検討により、調査の開始時期がやや遅れている。しかし、調査の内容には、より詳細な社会リハビリテーションに関する内容を盛り込むことができた。
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今後の研究の推進方策 |
次年度には、調査協力が得やすくなる対象施設の繁忙期を避け、対象施設への依頼を行う。すでに研究倫理委員会の承認は得られているため、研究計画の内容は変更せず、予定通り計画を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
調査の開始がやや遅れているために、予算の執行が遅れている。
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次年度使用額の使用計画 |
研究計画がやや遅れているが、調査対象の繁忙期を除いた調査依頼をすることにより、この遅れは、予定の計画に追いつき、予算の執行も同様に行われる予定である。
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