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2016 年度 実施状況報告書

産科施設で活用するために開発した助産診断名と診断指標の信頼性・妥当性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K12182
研究機関帝京科学大学

研究代表者

齋藤 益子  帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (30289962)

研究分担者 濱嵜 真由美  宮崎県立看護大学, 看護学部, 准教授 (90352335)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード妊娠期の助産診断名 / 産褥期の助産診断名 / 因子分析
研究実績の概要

28年度は、妊娠期・及び産褥期の診断名と診断指標を元に調査表(それぞれにA4で4頁)を作成した。作成した調査表を尺度開発の学識経験者の意見を元に修正して内容の妥当性を確保した。研究協力者は全国の産科を標榜している施設のなかで助産外来・院内助産を実施している施設をホームページから選択して、合計140施設に対して、その代表者(施設長)あてに調査への協力を依頼した。協力できると返信のあった施設は10施設で、その施設に勤務している5年目以上の助産師に調査への協力依頼をした。妊娠期の調査に93名、産褥期の調査に103名の回答が得られた。現在、これらの調査票を整理して記述統計を終えたところである。また、マタニティ診断に関する理解を広め、活用に関する疑義に応える場として、2月に医学書院において学術セミナーを開催した。日本各地から、主に助産教育や母性看護学教育に携わっている助産師が60名参加した。研究者は「暗黙知を言語化する」というテーマで講演を行った。
今後は妊娠期、産褥期のそれぞれの診断名に添って診断指標を検討し、調査結果を因子分析することで、必要な診断指標を特定し指標一つ一つの重みを検討していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初は妊娠期のみを実施する予定であったが、調査協力者の関係で、併せて産褥期についても調査することにしたので、効率よく調査票をあつめることができた。因子分析は29年度に妊娠期と産褥期をまとめて行い、検討することにした。

今後の研究の推進方策

今年度に因子分析を行って診断指標の有用性が確認できたら、診断名と診断指標について、全体を修正する。現在のマタニティ診断ガイドブックで示しているものについて、これらの結果から加筆修正していく。また、電子カルテ化に向けても見直した診断指標で作成していく。

次年度使用額が生じた理由

調査協力施設への謝礼を次年度にした。
日程の都合で関連する日本看護診断学会への参加をしなかったこと、国際学会への参加が次年度あるため、そちらに経費を回したことなどである。

次年度使用額の使用計画

国際助産師連盟(ICM)への参加、および検討のための協力者会議を予定している。また、成果発表と合わせて、セミナーを開催する予定である。

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公開日: 2018-01-16  

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