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2016 年度 実施状況報告書

認知症高齢者に対するシームレスケア実践力尺度の開発と職務行動遂行能力との関連

研究課題

研究課題/領域番号 16K12193
研究機関岐阜大学

研究代表者

小木曽 加奈子  岐阜大学, 医学部, 准教授 (40465860)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード認知症 / 高齢者 / シームレスケア / 地域包括ケア / 職務行動遂行能力 / 退院支援 / 退院調整 / BPSD
研究実績の概要

調査1-1は、地域包括ケアを行う病棟看護師が認識する認知症高齢患者に対するシームレスケアを、看護職6名に対しアクティブインタビュー調査によって明らかにした。その結果、「生活行動に着目したシームレスケア」「転帰先の療養の場に着目したシームレスケア」「多職種協働で行うシームレスケア」「認知症であっても必要な医療に繋げるシームレスケア」の4カテゴリーとなった。調査1-2は、病院の外来看護師が認識する認知症高齢者の在宅療養における現状を、看護職6名に対しアクティブインタビュー調査によって明らかにした。 その結果、「地域における多職種協働のシームレスケアの実践」「患者の認知力に応じた外来での看護師の役割」「在宅療養」「認知症を認識したケア」「専門職としてのスキルアップ」「家族側の事情」の6カテゴリーとなった。調査1-3は、介護老人保健施設の看護職が認識する認知症高齢者へのシームレスケアの現状を、看護職6名に対しアクティブインタビュー調査によって明らかにした。その結果、「穏やかな終焉に繋がる日常生活におけるシームレスケア」「医療機関とのシームレスケア」「必要な医療に対する施設でのシームレスケア」「家族へのシームレスな支援」「他施設や在宅へのシームレスケア」の5カテゴリーとなった。調査2は、3つの医療機関の地域包括ケア病棟または病床における認知症患者に対するフィールド調査であり、平成29年2月から実施中である。なお、調査対象者は認知症高齢者の日常生活自立度判定基準においてランクⅡ以上とし、地域包括ケア病棟あるいは病床入院後、退院までの期間としている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成28年度の調査1-1、調査1-2、調査1-3は予定通り終了することができた。また、調査2にも着手しており、研究は順調に進展していると考える。

今後の研究の推進方策

平成28年度は、研究計画を予定通り実施することができた。調査1-1、1-2、1-3の結果を踏まえて平成29年度は調査2を実施中である。また、調査2の結果を踏まえ、調査3を実施する予定である。現在、調査2でのフィールド調査を行っているが、順調に調査は進展している。研究計画通りに遂行する予定である。

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公開日: 2018-01-16  

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