研究課題/領域番号 |
16K12200
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 |
研究代表者 |
狩野 太郎 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (30312896)
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研究分担者 |
樋口 友紀 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (20341802)
福島 昌子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (20352619)
竹渕 由恵 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 助手 (80559170) [辞退]
清塚 遊 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 助教 (80767343)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 高齢者 / イメージ / 態度 / プロフィール尺度 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、看護師や介護士などの高齢者ケア従事者とその学生を対象として使用する、高齢者イメージ・態度プロフィール尺度の開発である。2019年度は看護学生247名、介護専門学校生26名、看護師新人研修受講者145名、介護士新人研修受講者37名、看護師認定権種受講者96名、介護士認定研修受講者37名など、計618名を対象に暫定版尺度を用いた大規模調査を行った。 256名より協力が得られ、現在信頼性と妥当性の検討および確定版の完成に向けて分析を行っている。尺度開発に必要な最低限の目安となる200名以上からの有効回答が得られ、再テスト法も20名以上から回答が得られているため、尺度化に向けた分析は概ね支障なく進められる見込みである。 また、看護学生や介護学生、看護師や介護士の新人向け研修受講者、中堅からベテランを対象とした研修受講者など、幅広い層の対象者に協力が得られたため、経験年数や学習状況と高齢者イメージについても検討が可能であり、尺度の妥当性検討に役立つものと期待できる。看護学生については、初年次から最終学年まで幅広い対象に調査ができたため、完成版尺度の結果を学修の進行度の視点から分析することで本尺度の妥当性や有用性を検討するための知見が得られるものと期待される。 年度当初は7月までの調査終了と年度内での尺度の完成及び発表を予定していたが、一部の調査フィールドで調査の依頼が遅れたため、年度内の完成が困難となった。このため、研究期間の延長申請を行い2020年度には完了の見込みである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
最終年度内に完了できなかったが、2020年度中には完了の見込みである。新型コロナウィルス感染症の流行に伴う業務の増加や集中により、2020年度当初は研究活動が停滞したが、次年度以降の研究テーマにつながるよう進捗状況を管理してゆきたい。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度当初は、新型コロナウィルス感染症の流行や緊急事態宣言に伴い、遠隔授業や感染予防対策に忙殺されたが、6月以降は感染第1波終息の兆しが見えるため研究時間が確保できる見込みである。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画の遅延により予定していた研究成果が得られず、学会発表や論文の投稿ができなかったため相当額の残金が発生した。 論文投稿に必要な経費等を除いた残金については返還手続きを行う予定である。
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