研究課題/領域番号 |
16K12227
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研究機関 | 園田学園女子大学 |
研究代表者 |
坂元 眞由美 (川島眞由美) 園田学園女子大学, 人間健康学部, 教授 (10437444)
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研究分担者 |
長尾 式子 北里大学, 看護学部, 准教授 (40396700)
丸尾 智実 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (70438240) [辞退]
グライナー 智恵子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (20305270) [辞退]
竹田 伸也 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00441569)
林谷 啓美 園田学園女子大学, 人間健康学部, 助教 (80585373) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 認知症高齢者 / スピリチュアリティ / ライフコース / 生きがい支援 |
研究実績の概要 |
本研究はスピリチュアルペインを抱えている認知症高齢者に対して、失われた本来の「生き方」に焦点をあてたライフコース的アプローチを基盤にした生きがい支援プログラムを開発することにある。 2019年ライフストーリー、ライフコース、ライフストーリ―の認知症高齢者へのケア場面での活用や定義、手法の実際を包括的にレビューし発表した。さらに、その結果をもとに研究協力施設に対して生きがい支援プログラム開発に必要な調査を行い、第1案を作成した。 2020年度はフォーカスグループに対して生きがい支援プログラム第1案を用いて修正を行うべく、施設調整を行っていた。しかし、高齢者施設においては新型コロナの影響による業務負担が大きく、加えて感染対策の面から協力を得ることが困難となった。そのため、実際にプログラムの有効性の検証は困難であった。しかし、施設研究協力者に対して、プログラム第1案(試用)を提示し現実可能性およびプログラム構成等に関する調査を行った。その後、プログラム修正を行い、第2案を作成した。2021年度は緊急事態宣言が長期に発令され、デルタ株も蔓延していたため、高齢者施設におけるプログラムの有効性の検証は、断念せざるえない状況となった。そのため、研究計画やプログラムの精選、文献レビューなど実施し、2022年度に継続して研究計画を再度修正した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナの影響により、感染対策の見地から高齢者施設における研究活動ができない状態となった。そのため、実施予定のプログラムの精選と実際にプログラム教育を実施しなどその有効性の検証に至らなかった。
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今後の研究の推進方策 |
現在、5月の連休に向けてオミクロン株の影響が懸念される状態である。状況をみながら施設と調整をして7月から検証に入る予定である。 1.【ライフコース的アプローチを用いたプログラム案の検討と検証】 第2案プログラムを用いて、対象をケアスタッフ全員ではなく、第1段階ケアリーダーにフォーカスし検証を行う。第2段階でケアスタッフに行うことし、新型コロナの影響を最小にしながら、検証を進める体制にする 2.【成果発表】成果を学会発表および論文化する
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次年度使用額が生じた理由 |
昨年度内にプログラム検証を行い、分析し学会発表する予定であった。しかし、新型コロナウィルス感染症の影響を受け予定が実施できず未使用額が発生した。このため、本年度は、プログラム検証や分析、成果発表に必要な経費、新型コロナの影響で生じる対策に必要な備品等に使用する予定である。
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