研究課題
本研究の目的は、わが国の在宅ケア体制および社会文化的背景を踏まえた訪問看護師による一人暮らし高齢者の家族支援指針を開発することである。本研究では、(1)一人暮らし高齢者の家族支援に関する国内外の文献レビューと情報収集、(2)フィンランドおよびアイルランドにおける一人暮らし高齢者の家族支援に関する現地調査、(3)訪問看護師による一人暮らし高齢者の家族支援の具体的内容と方法を明らかにするためのインタビュー調査、(4)指針に関する専門家による検討会議および質問紙調査、(5)研究成果の学会発表および論文発表を行った。(1)、(2)、(3)の結果を基に、訪問看護師による一人暮らし高齢者の家族支援指針案を作成した。指針案は、【1.基本姿勢】【2.家族員の置かれている状況の理解】【3.家族員の価値観・都合の尊重】【4.家族員との連絡方法の確立】【5.家族の不安・苦悩への対応】等の17カテゴリーからなる82項目に整理された。この指針案について、訪問看護認定看護師、在宅看護専門看護師、地域看護専門看護師、老人看護専門看護師、家族支援専門看護師合計24名を対象とした専門家による検討会議および質問紙調査を実施した。検討会議および質問紙調査の結果を基に、指針案を修正した。(5)研究成果の学会発表および論文発表については、第22回日本在宅ケア学会学術集会、65th Annual and Scientific Meeting of the Irish Gerontological Society等での学会発表、International Journal of Human-Computer Interaction等での論文発表を行った。
すべて 2020 2019 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 3件) 備考 (1件)
International Journal of Human-Computer Interaction
巻: - ページ: -
10.1080/10447318.2020.1736809
JBI Evidence Synthesis
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Journal of Interprofessional Care
巻: 22 ページ: 1-8
10.1080/13561820.2019.1633291
PLoS One
巻: 14 ページ: -
10.1371/journal.pone.0219589
https://www.n.chiba-u.jp/visiting-nursing/result/index.html