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2018 年度 実施状況報告書

うつ病患者の回復を支援するマインドフルネスを用いた看護方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12274
研究機関順天堂大学

研究代表者

立石 彩美  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (00514861)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードマインドフルネス / うつ / 看護
研究実績の概要

今年度は、昨年度に引き続き、研修参加へのインタビュー調査を実施した。研修の参加者それぞれが、自分に合った方法でマインドフルネスを日常生活の中で取り入れており、自分自身がマインドフルネスの実践から得た体験を基に、それぞれの職場で、うつ病の患者にどのように活かしていくかを模索していた。対象者を選定し、認知行動療法とともに、マインドフルネスを患者の看護に取り入れてみたり、デイケアのリラクセーションのプログラムの中で、マインドフルネスを取り入れてみたり、さまざまな活用の可能性があることが明らかになった。インタビュー対象者により、マインドフルネスの体験や、仕事の状況、日常生活の中でのマインドフルネスの活かし方は異なり、どのように参加者の体験を結果としてまとめていくかが課題である。しかし、マインドフルネスの方法はマニュアルのようなものではなく、また、人によってマインドフルネスから得るものは異なると言われている。今回の研究の目的は、マニュアルのようなものを作るのではなく、それぞれの対象者が研修によってどのようにな体験をし、それが看護にどのような影響があるのかという視点でまとめていくことにより、マインドフルネスの看護への活用に役立つ示唆が得られると考えられた。今回作成した、うつ病患者の看護に活かすマインドフルネスの研修内容については、国際学会でポスター発表を行い、効果的な内容と実施方法について振り返りを行い、示唆を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

今年度、インタビュー調査の分析を進める計画であったが、職場と研究者の個人的事情により、研究をなかなか遂行できない状況となり、研究を遂行し、成果をきちんと出すために1年延長をさせて頂いた。

今後の研究の推進方策

次年度は、インタビュー調査の分析を進め、分析をまとめるにあたり、参加者に確認をしてもらったり、専門家から助言をもらいながら、臨床で活用できる形で結果を公表していく。研究結果をわかりやすく提示することで、マインドフルネスを看護に活かす意義や方法について、広く知ってもらい、研究成果を社会に還元していく。

次年度使用額が生じた理由

研究代表者の職場の状況と個人的事情により、今年度計画していたインタビュー調査の分析が進まない状況にあり、分析する上で必要な書籍の購入や、研究成果の学会発表や投稿に関わる費用を使用することができなかった。次年度は、インタビューデータの分析を進め、研究に必要な書籍などの購入や、研究成果の発表に必要な費用を支出予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Development of a mindfulness program for psychiatric hospital nurses who work with depression patients.2019

    • 著者名/発表者名
      Ayami Tateishi, Takemi Sasaki
    • 学会等名
      The 22nd East Asian Forum of Nursing Scholars (EAFONS), 2019, Singapore.
    • 国際学会

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公開日: 2019-12-27  

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