研究課題/領域番号 |
16K12285
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研究機関 | 神戸女子大学 |
研究代表者 |
藤田 冬子 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (60612538)
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研究分担者 |
坂口 めぐみ 神戸女子大学, 看護学部, 助教 (60721868) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 高齢者 / 家族介護者 / エンハンスメント / プログラム / 在宅療養支援 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、入院・入所から家族介護者の介護能力を高める「介護者のためのエンハンスメント・プログラム」活用による在宅療養支援とその評価を行うことである。そこで、今年度は、これまで開発したプログラムである「心配事の解消」「食事の介護」「暮らしのリズムを整える」「最期の意思を支える」に加え、「認知症と上手く付き合う」のプログラムを完成し実施予定であった。 しかし、コロナウイルス感染症の影響により、まず、データ収集が全くできなかった。まず、病院に研究協力依頼をしても、感染症の拡大がすすむにつれ研究実施協力者にあうことも連絡して説明することも、全くできなくなっていった。 そこで、昨年度、「認知症と上手く付き合う」のプログラムについて認知症看護のエキスパートにインタビューしたデータをもとにプログラム内容を再考した。また、コロナ禍でも研究が進められるように、プログラムの実施やファシリテーターの育成を遠隔でできるよう、教育方法について、学会や研修会に参加し学んだ。現在の各プログラムは1回60分間で実施の予定であるが、今後は、介護者に在宅でインターネットを活用し、個人のスマートフォンやタブレットなどによりZOOM等で遠隔参加していただけるように考えている。そのため、プログラム実施時間の短縮と、アンケートもインターネットで回答できるような設計について検討した。また、ファシリテーター養成プログラムについても、ZOOM等で遠隔での実施により、教授できないかを検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナウイルス感染症の拡大により、対象の確保が難しいだけでなく、学生対応や遠隔授業に授業設計を変更するなど、学内業務も多忙を極めた。そのため、研究に取り組むことが難しくなったため。
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今後の研究の推進方策 |
「認知症と上手く付き合う」プログラムの完成・評価方法の完成をするとともに、これまでのプログラムを遠隔で対象者が参加しやすいように、修正する。
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次年度使用額が生じた理由 |
【理由】 コロナウイルス感染症の拡大の影響により、研究活動が進まなかった。 【使用計画】 「認知症と上手く付き合う」の完成とともに、その他のプログラムを短縮化し冊子を完成させる。また、遠隔でのプログラム実施のため、PC使用環境を整える。
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