研究課題/領域番号 |
16K12307
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
春木 香苗 (臼井香苗) 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (50432315)
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研究分担者 |
桂 敏樹 京都大学, 医学研究科, 教授 (00194796)
星野 明子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (70282209)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 公営住宅 / コミュニティ・カフェ / 介護予防 / ネットワーク |
研究実績の概要 |
現在も当該コミュニティ・カフェにおいて、毎月1回の健康相談会や、ニーズに基づく情報提供、健康教育を継続して実施ししている。 また、該当する公営住宅に居住する65歳以上の高齢者全数を対象とした質問紙調査を行った。調査項目は、①基本属性(生年、性別、居住年数、身長・体重、婚姻状況、同居家族、職業、主観的経済状況等)、②社会的繋がり(Lubben Social Network Scale)、③健康状態(主観的健康感、現病、自覚症状、老健指揮活動能力指標、介護認定)、④生活満足度(生活満足度尺度K)、⑤健康関連QOL(SF-8スタンダード版)、⑦抑うつ状態(GDS-SF)である。さらに、コミュニティ・カフェの積極的利用者、支援者等を中心として、半構造化面接を行い、質的分析を行っている最中である。 研究成果については、混合研究法を用いて解析し、今後発表予定である。 今後は解析した結果を学会誌に投稿するとともに、介入の継続と、住民や関係機関へのフィードバックを行う予定である。 また、さらにコミュニティ・カフェの継続性や、それらを通じて住民が主体となる持続可能な地域のネットワーク形成についての考察を行っていく。 本研究では、繋がりが希薄化する特定の高齢化地域において、交流を継続させて介護予防を促すためのモデルを模索することを目的として、転出入が多くつながりが希薄で高齢化しているK市府営住宅に開設された「コミュニティ・カフェ」の効果について実証的に検証する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
必要な調査が概ね終了し、解析の段階になっている。今後は解析した結果を学会誌に投稿するとともに、介入の継続と、住民へのフィードバックを行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は解析した結果を学会誌に投稿するとともに、介入の継続と、住民や関係機関へのフィードバックを行う予定である。 また、さらにコミュニティ・カフェの継続性や、それらを通じて住民が主体となる持続可能な地域のネットワーク形成についての考察を行っていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
学外の共同研究者によって、研究消耗品として使用予定であったが、該当する部分の使用がなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
平成29年度に研究消耗品の購入代金として使用予定である。
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