研究課題/領域番号 |
16K12318
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
吉野 純子 東海大学, 医学部, 准教授 (50290036)
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研究分担者 |
錦戸 典子 東海大学, 医学部, 教授 (10172644)
嶋津 多恵子 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (80184521)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 定年退職 / 男性 / 地域とのつながり / 首都圏 |
研究実績の概要 |
【R3年度研究成果】本研究は、首都圏に在住する定年退職後の男性が地域とのつながりを再構築していく過程での重要要素や特性を、質的研究をもとにした「地域とのつながり」尺度を用いて明らかにする研究である。 令和3年度は、令和元年までに行った質的研究成果と文献検討から「地域とのつながり」調査票を作成し、プレテストおよび協力自治体でのアンケート調査を実施する予定であった。しかし、コロナ禍において、自治体への地域住民へのアンケート実施協力の依頼が困難であった。 そのため、R3年度は、新型コロナ感染症流行前に作成を試みた「定年退職男性の地域とのつながり」アンケート内容に、既存文献をもとに、あらたに新型コロナ感染症後に考慮されるであろう地域とのつながり方のありかたについての項目を追加するなど、時流に合わせたアンケート内容の見直し、修正を行った。 令和3年度は、アンケート内容の再構築・洗練化を中心に実施したため、研究発表等の業績となる結果を残せていない。 令和4年度内に、コロナ状況を加味したこれからの「地域とのつながり」アンケート調査票のプレテスト、協力自治体でのアンケート調査を実施する計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和3年度は、令和元年までに行った質的研究成果と文献検討から「地域とのつながり」調査票を作成し、プレテストおよび協力自治体でのアンケート調査を実施する予定であった。しかし、コロナ禍において、自治体での地域住民へのアンケート実施協力依頼が困難であり、アンケート調査の実施に至らなかった。そのため、R3年度は、新型コロナ感染症蔓延後の、定年退職後男性と「地域とのつながり」のありかたを反映できる、時流に合わせたアンケート内容の見直しと洗練化の作業を中心に行うこととなった。
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今後の研究の推進方策 |
期間再延長承認をいただけたため、令和4年度内に以下の内容を実施する。 1.コロナ状況を考慮して作成したアンケート調査票を用いたプレテストを実施し、内容の妥当性と洗練化を図る。 2.協力自治体を模索し、協力を得られた自治体においてアンケート調査を実施する。 3.アンケート調査の結果を分析し、結果をもとに、本研究の次ステップである「退職後男性」と「地域」とのつながりを促す保健プログラム構築に向けての研究計画を立てる。
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次年度使用額が生じた理由 |
繰越金が発生した理由】昨年度計画していたアンケート調査票の印刷、配布が出来なかったため、支出が少なくなった。 【次年度の使用計画】①プレテスト版アンケート調査票の印刷と分析 →印刷費(個人印刷用プリンターインクおよび印刷紙費用) ②本調査用アンケート票の印刷および配布・回収・統計分析 →印刷費・配布・回収・基礎統計分析の業者委託費が生じる。 ③アンケート調査協力が得られた活動団体や協力者への謝金が必要となる。
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