研究実績の概要 |
企業従業員、約2,000名に対して2016年から健康診断と同時期に基本属性や生活習慣の他、アテネ不眠尺度(AIS)とCES-Dを使用し自記式の質問紙調査を実施した。縦断的に得られたデータについて分析を行った。保健指導による効果については2016年に実施し1年後、2年後の結果が得られた105名の男性労働者について評価した。睡眠状態を丁寧に聞き取り、アセスメントし良い睡眠のためのアドバイスを行った。その結果、1年目はAIS(4点以上)、CES-D(20点以上)の高得点者が有意に減少した。2年目はCES-D(20点以上)の高得点者がほぼ変化なし、AIS(4点以上)は微増した。 健康教育による効果の検証は、機会が得られず評価できなかった。 睡眠状況と将来の抑うつ発症との関連性については、論文がNagoya Journal of Medical Scienceに掲載された。
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