研究課題/領域番号 |
16K12339
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
岩本 里織 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 教授 (20321276)
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研究分担者 |
松下 恭子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 准教授 (10325293)
岡久 玲子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 准教授 (80515619)
多田 美由貴 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 助教 (50732004)
合田 加代子 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (20353146)
Locsin Rozzano 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 教授 (60747814)
谷岡 哲也 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学系), 教授 (90319997)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | ケアリング / コミュニティ / コミュニティケアリング / 倫理 / 保健師 / 公衆衛生看護 |
研究実績の概要 |
本研究は、日本における保健師のコミュニティに対する「ケアリング」の概念の構築、その測定尺度の開発及びその関連要因について明らかにすることである。 今年度は、日本および海外の保健師のコミュニティケアリングに関する概念の検討をするために、文献検討を行うとともに、「ケアリング」に関する看護理論を用いた教育やコミュニティのケアリングについての実践を行っているフロリダアトランティック大学(アメリカ)での調査を実施した。 国内外のコミュニティに関するケアリング概念については、検索した結果、非常に少なかった。その中でもいくつかの海外文献の検討を行ったが、現在の文献から明確なコミュニティケアリングの概念定義をすることが困難であった。その結果、海外文献に記載されているケアリング概念を参考にして、コミュニティに対する支援を熟練している保健師へのインタビュー調査を行うことを計画し、倫理審査を終了し、現在対象の選定をしているところである。 ケアリングに対する先進地施設においては、ケアリングの考えを用いたコミュニティ理論を開発した米国フロリダアトランティック大学のBarry博士から、コミュニティケアリングの考えを用いたいくつかの研究例の聴取やいくつかの実践活動例の見学を行い、米国のマイナリティを中心としたコミュニティケアリングの研究・実践の実際について、理解を進めることができた。 今後は、概念構築のためのインタビュー調査を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の計画では、初年度にインタビュー調査を実施する予定であったものの、文献検討結果が十分なものでないことや、計画していた米国先進地での視察調査が、相手方の日程を当研究者の日程調整の関係で、年度末の3月と遅延したことにより、当初の計画よりも研究課題の進捗状況がやや遅れていると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
進捗状況に記載したように、本研究の進行についてはやや遅れているものの、今後の研究遂行に向けての準備(倫理審査への提出、研究対象者の選出等)はできており、すぐに着手する予定である。 今年度は、前期にコミュニティケアリング概念構築のためのインタビュー調査を実施し、今年度末までに評価指標作成のための全国調査を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していたコミュニティケアリングの先進地である米国フロリダアトランティック大学での調査の日程が、相手方と当方のスケジュール調整の関係で、3月26日から4月3日となり、年度を超えたために、本旅費等が次年度の予算への繰り越しが必要となったこと、およびインタビュー調査の実施が次年度となったことが、主な理由である。
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次年度使用額の使用計画 |
米国先進地調査については、既に実施を終えている。また、インタビュー調査についても現在計画段階であり、すぐに実施予定であり、次年度への繰り越しが必要となった費用については、使用計画ができている。
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