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2017 年度 実施状況報告書

保健師活動への意欲を原動力にしてリーダーシップを発揮するためのガイドの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12342
研究機関千葉県立保健医療大学

研究代表者

雨宮 有子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (30279624)

研究分担者 佐藤 紀子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (80283555)
細谷 紀子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (60334182)
石川 志麻  慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 講師 (50598919)
宮澤 早織  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 助教 (80749557) [辞退]
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード保健師 / リーダーシップ / 現任教育 / 文献検討
研究実績の概要

「リーダーシップを発揮することを基盤にした保健師現任教育方法の構築」の基礎資料を得ることを目的に、保健師が発揮するリーダーシップの内容およびその育成方法を文献検討により明らかにした。
方法として、「リーダーシップ」「リーダー」およびその役割・活動に関する記載がある47文献についてリーダーシップを発揮する者が誰であるか整理し、「リーダーシップの内容」および「リーダーシップを発揮できるための育成方法」の記述がある25文献を選定し各項目のデータを整理した。なお、本検討において、リーダーとは、特定の職位、経験を限定して示された者および本文においてリーダーと示された者とした。
結果として、47文献において、「リーダーシップを発揮する者またはリーダー」が保健師は25文献(内、リーダーに限定なしは11文献(23%))、住民は16文献(34%)、他職種は4文献、学生は2文献であった。リーダーシップを発揮する者をリーダーに限定しない文献と、住民がリーダーシップを発揮することを支援する者として保健師を位置づけた文献が合わせて57%だった。
「リーダーシップの内容」は、A)リーダーの能力として:a.針路の設定・人心の統合・動機づけと啓発など障害を乗り越えてでも実現できる力、b. 変革期のスクラップアンドビルド・組織運営体制の見直しを推進する力等、B)リーダーに限らず、a.目的達成のプロセスにおいてあらゆる人々が意欲的・効率的に取り組めるように援助すること、b.保健師活動の中で常に横断的に発揮されているもの、c.住民に移譲するもの等があった。リーダーシップの内容について引用された既存の定義・理論は数件に限定されていた。
「リーダーシップを発揮できるための育成方法」は、集合研修(講義、グループワーク)、アクションラーニング、OJT(発想改善法)、内省、昇格・異動等であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究の概念整理および構造化において整理する過程で、新たに範囲に含めるべき領域が明らかになったため、計画の修正が必要となった。さらに、研究分担者のうち1名が長期療養休暇を取得したため、各研究メンバーが担うべき研究上の役割が増えた。また、本研究メンバーは同所属の者が複数おり、療養休暇を取得した分担研究者の所属での仕事も分け持つ必要が生じたため研究の進行に遅れが生じた。

今後の研究の推進方策

本研究に関する概念整理を基に、ガイド試案のモデルとして適切と考えられる事例の選定および調査を実施する。
欠員が生じた研究メンバーの補充を行い、効果的効率的な研究遂行を目指す。

次年度使用額が生じた理由

<次年度使用額が生じた理由>
本研究の概念整理および構造化において整理する過程で、新たに範囲に含めるべき領域が明らかになったため、計画の修正が必要となった。さらに、研究分担者のうち1名が長期療養休暇を取得したため、各研究メンバーが担うべき研究上の役割が増えた。また、本研究メンバーは同所属の者が複数おり、療養休暇を取得した分担研究者の所属での仕事も分け持つ必要が生じたため研究の進行に遅れが生じた。
<使用計画>
本研究に関する概念に基づき適切と考えられる事例の選定および調査を実施する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 保健師のリーダーシップ発揮に関する文献レビュー2018

    • 著者名/発表者名
      雨宮有子、佐藤紀子、細谷紀子、石川志麻
    • 学会等名
      日本地域看護学会 第21回学術集会

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公開日: 2018-12-17  

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