研究課題/領域番号 |
16K12350
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 日本医療科学大学 (2018) 群馬パース大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
奥野 みどり 日本医療科学大学, 保健医療学部, 教授 (80644484)
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連携研究者 |
毛塚 恵美子 群馬県立女子大学, 名誉教授
矢島 正榮 群馬パース大学, 教授 (40310247)
小林 亜由美 群馬パース大学, 教授 (20323347)
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研究協力者 |
廣田 幸子 群馬パース大学, 准教授 (00587678)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 乳幼児健康診査 / 自閉スペクトラム症 / 保健師 / 社会性の発達 / 発達障害 / 支援技術 / 早期発見・介入 |
研究成果の概要 |
乳幼児健診における発達障害児等の早期発見・支援のための保健師の支援技術の構築を目的に、乳幼児健診に社会性の発達等を評価する行動観察「SACS-J」を乳幼児健診に取り入れ、SACS-Jにおける行動観察項目の妥当性を検討した。その結果、乳幼児早期から共同注意に焦点を当てたアセスメントとして有用であり、早期支援的介入の一助として、健診時の保健指導場面が最初の一歩となりうることが示唆された。さらに、その標準化を目的に、1歳6か月児健診に焦点を当てたe-ラーニング及びDVD映像教材を制作した。信頼性の検討後、その普及と質の担保をめざし、SACS-Jマニュアルを作成した。
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自由記述の分野 |
公衆衛生看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害の早期発見には、1歳6か月児健診における社会性の発達の評価が求められ、評価の標準化と質の担保が課題となっている。本研究では、SACS-Jを乳幼児健診に導入し、そのツールの妥当性を検証した。その結果、行動観察評価1歳6か月児健診前からの早期に導入することで,ASDなど発達支援を必要とする児を自治体における公衆衛生活動のレベルで早期に同定し,地域での保健指導や養育支援に結び付けられる可能性が示された。また、SACS-Jの活用に向けた学習教材は、保健師の支援技術向上の一助になった。
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