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2023 年度 実績報告書

新人保健師の自己成長感獲得を目指した実用重視型プリセプターシッププログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12361
研究機関佐賀大学

研究代表者

山田 小織  佐賀大学, 医学部, 教授 (60369080)

研究分担者 越田 美穂子  富山県立大学, 看護学部, 教授 (30346639)
守田 孝恵  獨協医科大学, 看護学部, 特任教授 (00321860)
松尾 和枝  福岡女学院看護大学, 看護学部, 教授 (90190404)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2024-03-31
キーワードプリセプター / 保健師 / 現任教育
研究実績の概要

新任期保健師の経験は、キャリア形成において重要な意味をもつ。わが国においては、新任期保健師を育成する為のプリセプター制の整備が課題となっている。そこで、新人保健師の自己成長感獲得を目指した実用重視型プリセプターシッププログラムを開発することを目的として研究を実施した。
研究実績として、現任教育(プリセプター制)の実態を明らかにするために、保健師を対象に実態調査を実施した。また実用重視型プリセプターシッププログラムにおいて、新任期保健師とプリセプターが活用できる人材育成ツール“スタートブック“を開発した。スタートブックの開発のプロセスとしては、まず地域保健に携わる専門職を対象に半構成的面接を実施し、人材育成に関する専門家のスーパーバイズを受けて第1版を作成した。第1版は、新任期保健師とプリセプター及び管理職(統括保健師等)へ配布し、活用後のコメントを参考に保健師現任教育の実績がある研究者間で検討し、最終版(公衆衛生活動を担う保健師のためのスタートブック)を作成した。スタートブックは、スタートガイドとポートフォリオの2部編成(68頁)とした。スタートガイドは、「社会人に求められる能力」「保健師としての成長」「効果的な仕事の進め方」の3項目で構成した。ポートフォリオは、「月別記録シート」「自己研鑽シート」「ネットワークシート」「カンファレンスシート」の4項目で構成した。これらの内容と活用については、最終年度の2023年度に学会発表を行った。
本研究で開発したスタートブックは、保健師の配属人数の少ない自治体において有効活用されることが示唆された。今後は、各自治体のニーズに応じて独自性のあるツールを開発することが必要となる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Development of Start Book, a Human Resource Development Tool, for Newly Appointed Public Health Nurses and Preceptors2024

    • 著者名/発表者名
      Saori Yamada, Kazue Matsuo, Takae Morita, Mihoko Koshida
    • 学会等名
      27th East Asian Forum of Nursing Scholars
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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