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2017 年度 実施状況報告書

大学生のビンジドリンキングの予防に向けた教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K12362
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛

研究代表者

川井田 恭子  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (60736974)

研究分担者 吉本 尚  筑波大学, 医学医療系, 講師 (80608935)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードビンジドリンキング / 大学生 / 予防教育プログラム
研究実績の概要

本研究の目的は、日本の大学生において“ビンジドリンキング”(一時的多量飲酒)の実態とその背景にある社会環境的要因や心理的要因などの諸要因について調査し、それらの結果を踏まえた効果的な予防教育プログラム開発することである。
平成29年度の実績として
①回収されたアンケート結果を分析。大学生の98%が飲酒経験があること、6~7割の学生がビンジドリンキングの経験があった。また、95%の学生が飲み放題を利用した経験があり、飲み放題では飲酒量が増えることも明らかになった。これらの結果について、日本アルコール・アディクション学会、およびAAAP(Amerivan Association of Adhiction Psyhciatry)においてポスター発表を行った。また、飲み放題が飲酒量に与える影響などのテーマで投稿準備を進めている。
②「大学生のビンジドリンキング予防教育プログラム」を考案。そのプロセスにおいては、海外で広く行われているプログラムを参考に、動機づけ介入の視点で取り組んだ。教育の妥当性や有効性を確保するため、大学生や専門家を対象としたパイロットスタディを5回以上実施し改善を図った。
また、教育プログラムの効果を検証するため、大学生を対象とした介入研究を予定。横断研究協力学部に対して、結果の概要を報告するとともに介入研究への協力を依頼。その他関東近郊の大学学部長160名に依頼書を送付。さらに、学生課などの担当所掌に対して、協力学生募集用ポスターの掲示を依頼するなどして数多くの大学の協力を得ることができた。今後学生から個別に連絡が来る見込みである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

自分の時間を活用しながら確実に進めているため

今後の研究の推進方策

引き続き、共同研究者と密に連絡を取りながら計画に沿って進めていく。

次年度使用額が生じた理由

介入研究におけるリクルートが思うように進まず、実施できなかったために会場費や必要物品の購入がなかったため。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 有害な飲酒行動への介入方法探索のための文献レビュー2017

    • 著者名/発表者名
      川井田 恭子
    • 雑誌名

      日本臨床死生学会

      巻: 24 ページ: 1-14

    • 査読あり
  • [学会発表] 飲み放題システムが大学生の飲酒行動に与える影響2017

    • 著者名/発表者名
      川井田 恭子
    • 学会等名
      日本アルコール・アディクション学会
  • [学会発表] Association between binge drinking and the reason of drinking - A cross sectional study of college student of 35 colleges in Japan2017

    • 著者名/発表者名
      川井田 恭子
    • 学会等名
      American Acaademy of Addiction Psychiatry
    • 国際学会

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公開日: 2018-12-17  

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