• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

ICTを活用した被災地の孤立防止と生活支援型コミュニティづくり

研究課題

研究課題/領域番号 16K12375
研究機関岩手県立大学

研究代表者

小川 晃子  岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (40305280)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードICT活用 / 被災地支援 / 孤立防止 / 生活支援 / コミュニティづくり / 減災 / 防災 / 見守り
研究実績の概要

平成30年度からアクションリサーチを開始した岩手県山田町に加えて、岩手県岩泉町でのアクションリサーチを行った。山田町では、災害公営住宅入居でのお元気発信の利用が、新型コロナウィルス感染拡大を背景として他地区での一般住宅居住者の利用に拡大するプロセスを把握した。また、東日本大震災被災地であるとともに平成28年度の台風10号被災地である岩泉でのお元気発信の効果検証を行った。
これにより、ICTを活用した高齢者の能動的見守りシステムの活用と生活支援型コミュニティづくりの効果検証を、①仮設住宅・災害公営住宅・一般住宅という復旧・復興の段階別別支援策として検証を進められた。また、②岩泉町では町内全世帯に無料レンタルされている電話型IP端末のアンケート機能を活用して岩手県内他地域とは異なるお元気発信をシステム化した。こうした地域による既存資源の差異と支援の在り方についても検証を重ねることができた。③さらに、大震災被災地でのICT活用能動的見守りが、台風被害やコロナ被害といった新たな災害が重なった際に新たな防災・減災策に発展していくプロセスを検証することができた。
4年間にわたり得られたデータをもとに、最終的な検証と考察を行うことができた。
その成果は、医療と介護Next5(2)の掲載論文「システムを開発して見守りからコミュニティづくり」にまとめた。また、令和2年度に県内社会福祉協議会での実装をさらに進める活動への方策が確定した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] システムを開発して見守りからコミュニティづくり2019

    • 著者名/発表者名
      小川晃子
    • 雑誌名

      医療と介護Next

      巻: 5(2) ページ: 21-25

  • [学会発表] 寿聡的見守りからIoT/AI活用見守りへ2019

    • 著者名/発表者名
      小川晃子
    • 学会等名
      日本遠隔医療学会
  • [学会発表] 介護・福祉分野でのAI活用への期待と課題-ICTを活用した生活支援型コミュニティづくりに取り組んできた立場から2019

    • 著者名/発表者名
      小川晃子
    • 学会等名
      日本老年学会総会
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi