ベンチマークは、計算機システムの性能が目的に合致するかを評価し、比較するための欠かせない手段である。本研究では、アプリケーションベンチマークと構成要素・基本要素ごとの性能との間の関係を見出す統計的手法を提案した。当初予定していたCPUに加えて、ストレージシステムを対象とした。アプリケーションに対して、CPUのどの基本性能がどの程度寄与しているのかを調べることが可能となった。また、Storage Class Memoryといった現れつつあるデバイスを用いることでストレージシステムの性能がどうなるのか推定できるようになった。
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