本研究課題は3次元細胞シミュレーション専用機を開発することを目的とした。FPGA Artix-7-100T基板37枚を用いた。FPGA間インターコネクトはリング型、計算コア部は格子ボルツマン(LBM)回路を3次元部分空間内に配置することでモジュール間通信の律速問題に対処できた。PC上の3次元細胞シミュレーション可視化等プログラム、LBMプログラム、PC-USB間コマンド送信プログラム、FPGA 側受信回路を開発した。結果的には基板実装装置の故障による遅れにより、要素モジュール設計、実装、製作に留まる結果になり、これらを完成形にし、検証、実験との比較等を行うことが課題として残された。
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