研究課題/領域番号 |
16K12539
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
河村 泰之 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (80369967)
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研究分担者 |
宇野 毅明 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (00302977)
富田 英司 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (90404011)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 結婚支援 |
研究実績の概要 |
当初の計画とは異なり、結婚支援システムのユーザーデータの分析をすることとした。好みを分析するための背景を深める狙いである。松山市の人口データと組み合わせることで、地区ごとの特性を探ろうとしており、分析のためにデータを整理している。現段階では、単純に分布を数えるところまではできており、地区ごとに登録者の割合を観察した。次の段階は、地区ごとのクロス集計などを行い、どのような項目間で相関があるか調べる。 また、結婚支援システムを、別の角度からとらえて好みを分析できるようなデータをとるための提案をしたい。ユーザーの過去のデータとして、これまでは主に申し込み(と申し込まれ)にのみ焦点を当ててきたが、システムに蓄えられている他のデータからの分析も試みたい。ただし、計画外のデータ利用については、倫理的な確認が必要である。個人情報として扱うかどうかなど、検討しなければならないことは多いため、細かな注意が必要である。センターやシステム会社などとよく相談し、問題がなければ新しい分析を進める方向で取り組む所存である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
分析データの提供元となる結婚支援センターの内部組織に変更があり、協力はしてくれるが、決済等に多大な時間がかかるようになった。そのため、データ待ちの時間が多くなり、計画よりも遅れている。 データがない間、何もできないのはいけないので他のデータでの分析も視野に入れ、計画を変更している。計画を変更したことにより、本来の目的のテキスト分析が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
結婚支援システムのデータの整備に時間がかかりすぎて、研究機関内に間に合わない可能性も出てきたので、現状のデータだけでも進めることのできる分析も視野に入れる必要がある。データが整うまでは、他の方針を検討する。具体的には、松山市の尽力で詳細な人口データをいただくことができたので、そのデータと結婚支援システムのデータを合わせた新しいデータから分析を進める。
また、本来の目的である、テキストの分析を進める。 過去にいただいたテキストデータはあるので、まずはそのデータで仮の分析を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していたコンピュータを購入しなかったため、次年度に使用する。コンピュータを購入する計画である。
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