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2018 年度 研究成果報告書

誤報記事と新聞批判のメディア史的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K12549
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 図書館情報学・人文社会情報学
研究機関京都大学

研究代表者

佐藤 卓己  京都大学, 教育学研究科, 教授 (80211944)

研究協力者 佐藤 八寿子  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードメディア史 / 新聞誤報 / ジャーナリズム / あいまい情報 / デマ / 流言蜚語
研究成果の概要

本研究は2014年に我が国で発生した「歴史的」誤報事件とその社会的反響を受けて、「誤報」現象をメディア史的に解明すべく計画された。また、2016年のイギリスのEU離脱国民投票やアメリカのトランプ大統領当選などとともに流行語となった「ポスト真実」をメディア史的に再検討した。その成果を佐藤卓己『流言のメディア史』(岩波書店・2019年)にまとめた。その序章では「フェイク・ニュース」が19世紀後半以後の歴史的課題であったことを示し、終章ではAI時代を展望しつつ「あいまい情報」に耐えるリテラシーへの提言を行った。

自由記述の分野

メディア文化論

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で提示した「メディア流言」という概念は、SNSの普及により私たちの情報接触がメディア依存を強める中でますます重要になってきた。大半の流言が口コミではなくメディアに媒介された情報となっているからであり、この概念が「正しさを規範とするメディア(広告媒体)」と「あいまいさを本質とする流言」の複合、すなわち「表面的に正しく、本質的にあいまいなメッセージ」をリアルに表現しているためである。

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公開日: 2020-03-30  

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