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2017 年度 研究成果報告書

新規損傷乗り越えアッセイによる損傷乗り越えの鎖特異性の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K12598
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 放射線・化学物質影響科学
研究機関首都大学東京

研究代表者

廣田 耕志  首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (00342840)

研究協力者 Julian Sale  ケンブリッジ大, 教授
Doherty Aidan  サセックス大, 教授
Branzei Dana  IFOM研究所, 教授
Scott Keeney  スローンケタリング癌研究所, 教授
Hoffman Charles S.  ボストン大, 教授
Pommier Yves  NIH, 教授
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワードDNA損傷 / 損傷乗り越え / TLSポリメラーゼ / 変異
研究成果の概要

DNA損傷部位での複製停止の解除には損傷乗り越え機構が中心的な役割を果たす。この反応では損傷したDNAを鋳型に用いて複製を継続することのできるTLSポリメラーゼと呼ばれる酵素群が関与することが知られているが、損傷の種類に対しどのポリメラーゼが選ばれて作用するのかほとんど分かっていない。例えば、紫外線の損傷にはポリメラーゼη(イータ)が効果的に働き変異を避けて損傷乗り越えを行うが、他の酵素が誤って働くと変異につながる。本研究では、損傷乗り越え時の変異パターンや損傷乗り越え頻度をシーケンス解析することで、損傷乗り越えの効率や、使われるポリメラーゼ酵素について解明する。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで不明であった損傷乗り越え機構において機能するTLSポリメラーゼ群の包括的多重変異細胞を作成し、これらポリメラーゼ酵素群の関係性を明らかにすることができた。この機構は、発癌につながるDNA変異に関わるため、癌発生のメカに住むにつながるとともに、新規のがん治療法開発につながる知見であり社会的意義は大きい。

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公開日: 2019-03-29   更新日: 2025-03-27  

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