研究課題/領域番号 |
16K12672
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高安 啓介 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (70346659)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | 装飾 / コミュニケーション / 簡素さ / ウルム造形大学 / マックス・ビル |
研究実績の概要 |
2017年6月10日にデザインクリエティブセンター神戸で開催された藝術関連学会シンポジウム「21世紀いま新たに装飾について考える」でパネリストとして「無装飾から超装飾へ」と題する発表をおこなった。9月1日と2日に津田塾大学で行われたアジアデザイン史学国際会議 ACDHTにおいて Criticism of the Bauhaus Concept in the Ulm School of Designと題する発表を行った。予稿集において同名の論文を公表している。さらにまたこの関連の内容について論文「マックス・ビルとバウハウス」(『待兼山論叢芸術編』51号)を公表した。9月30日京都工芸繊維大学で開かれたデザイン関連学会連携シンポジウム「バウハウスとデザイン思想」では討議の司会進行をつとめ、報告をホームページおよび学会誌に掲載した。11月5日から3日間、大阪大学中之島センターにて懐徳堂秋季講座「デザインにおける日本的なもの」と題する連続講座を企画した。自身は「簡素さの美はいかに発見されたのか」という講演を行った。2018年1月20日には嗜好品文化研究会(京都ホテルオークラ)にて「嗜好品のデザイン:過去/現在/未来」と題する発表を行った。2018年1月29日には大阪大学豊中キャンパスにて研究会Creative (Mis)Communicationを企画して、自身は Learning from Typographic Art: Poetry and Communicationと題する発表を行った。2月23日には形象論研究会公開シンポジウム(京都工芸繊維大学)にて「文字の星座:具体詩の意味について」と題する発表を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
講演や研究発表の機会を多く得ることができた。
|
今後の研究の推進方策 |
現在、大阪大学美学研究室発行の雑誌『a+a 美学研究』13号において特集「デザイン新潮流」を組む計画を立てている。3年間の研究成果のまとめとしての自身の論稿を掲載するとともに、他の研究者にも寄稿を依頼しているところである。さらにまた、一般の利用も考えて、キーワード集もつける予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
最終年度は、報告書の作成およびバルセロナでの研究報告と出費が多いことが予想されるので、これらに使用される。
|