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2019 年度 研究成果報告書

「かわいい」とは何か-ビジュアル・ナラティヴによる多文化心理学の異種むすび法

研究課題

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研究課題/領域番号 16K12683
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 デザイン学
研究機関立命館大学

研究代表者

山田 洋子  立命館大学, OIC総合研究機構, 上席研究員 (20123341)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードビジュアル / ナラティヴ / かわいい / 日本文化 / ワークショップ / デザイン
研究成果の概要

「かわいい」という感性を明確にするために、ビジュアル・ナラティヴによる「かわいい」画像の共通性を分析し、「スーパーかわいい」モデルを作成すると共に、「小さい似たものがならぶ」「つつまれた入れ子」など新しい視点を発見した。「かわいい」を日本文化論のなかに位置づけ、「いき」と比較すると共に、ほほえみの表情、あたたかい、やわらかい触感や共感覚と関連づけたデザインのアイデアを提案した。ビジュアル・ナラティヴに適用できる新しいメディアミックスの質的方法論「異種むすび法」を開発し、医療実践や社会支援に役立つワークショップ法を開発した。

自由記述の分野

生涯発達心理学、ナラティヴ心理学、質的心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ビジュアル・ナラティヴは、認知や知能を中心に研究されてきた心理学において、感性やイメージやメタファー、共感覚や共感を重視する新しい観点を開拓する。新しいメディアミックスの質的方法論「異種むすび法」は、狭義の言語中心であったナラティヴ・アプローチに対して、視覚イメージによる対話という新しい観点と方法をもたらす。ビジュアル・ナラティヴは、参加者が楽しく実践でき、作品をつくる生成と変容プロセスを実感でき、作品の発表会で対話的共同生成の場をつくることが可能になる。ビジュアル・ナラティヴは、専門家教育や各種研修、特にワークショップに向いており、医療実践や社会支援やビジネスに役立つと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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