研究課題/領域番号 |
16K12700
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研究機関 | 石川県立看護大学 |
研究代表者 |
浜 耕子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (30326483)
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研究分担者 |
杉山 隆 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (10263005)
松原 圭一 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (80263937)
濱田 雄行 東邦大学, 医学部, 客員教授 (90172973)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 姿勢補整 / 骨盤矯正機能 / アンダーウェア / 開発評価 / 女性 / サポートアンダーウェア / 妊産婦 / 着圧 |
研究実績の概要 |
妊産婦を調査対象とする計画であったが、昨年度の調査終了見込みが20名であり、引き続き18歳から39歳迄の健常な非妊女性を対象に基礎研究を行った。石川県立看護大学倫理委員会の承認を受け、4名の協力のもと姿勢補整と骨盤矯正機能を付加したサポートアンダーウェアの着用感や身体症状に関して調査を実施した。 昨年度調査協力者17名の分析結果を、ウェア開発試作品としての機能評価とウェア着用が身体に与える影響の2演題にまとめ、第58回日本母性衛生学会総会・学術集会で発表した。 機能評価については、対象者における装着中の皮膚トラブルはなく、疲労の増加はなかった。着用感として着用2週間後で保温効果(p<0.01)があり、骨盤矯正機能を有するベルト部分の安定感低下(p<0.05)が課題に残された。具体的には、「動くとベルト部分が上がってくる」、「ベルトが緩みやすい」という意見があった。当分析結果をもとに、今後は産前産後の骨盤拡張の補正や安定を促進する最良の着圧とベルト形状を検討し、妊娠期から産後までの体型変化に適用できるようウェアの改良を進めていきたい。 身体への影響については、着用2週間前後と着用終了後2週間後の体重、腹囲、胸囲、殿部周囲径、肩こりや腰痛など主観的な自覚症状(VASによる評価)、非接触型レーザー血流計【ALF21N:㈱アドバンス社】での血流測定の評価を行った。その結果、2週間の着用では身体形状や自覚症状の変化は認められなかったが、項部、肩、腰部の痛みの軽減(p>0.05)や血流改善効果(血流量、血液量、血流速度の上昇:p<0.05)が認められた。今後は昨年度と今年度で得られた全24名の分析を進め、肩こりや腰痛をより感じやすい年齢層も比較対象とするなどして検討したい。
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