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2016 年度 実施状況報告書

血液1滴で診断可能なポリフェノールによるアルツハイマー病予防治療マーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 16K12718
研究機関東京大学

研究代表者

小林 彰子  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (90348144)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
キーワードポリフェノール / 脳機能
研究実績の概要

ロスマリン酸(RA)によるAD治療反応性マーカー分子の探索を行うため、ADモデルマウス(Tg2576)を飼育した。飼育法は、既報の動物実験に準じ、0.5%RAを含むAIN93G基本食にて12か月間飼育した。対照のためにTg2576の背景系統であるC57BL/6マウスも同様の条件で飼育した。12か月後に全個体に対し行動試験を行ったところ、野生型マウスおいては、RA群およびコントロール(C)群において認知機能の低下は認められなかった。一方、Tg2576マウスでは、RA群はC群に比べて、行動試験において、有意に認知機能低下を抑制されることが見出された。これらのマウスから血漿を採取し、miRNAを抽出・精製した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定していたマウスの飼育およびmiRNAの抽出・精製が完了したため。

今後の研究の推進方策

29年度はマウスの血漿より抽出・精製したmiRNAを次世代シークエンサーで配列を解析し、C群およびRA群の間で変動したmiRNAを比較することにより、バイオマーカー因子の候補を選定する。

次年度使用額が生じた理由

予定していたよりもmiRNAの量が取れず、濃縮などを試みたため、次世代シークエンサーに供するのが遅れたため。

次年度使用額の使用計画

28年度中に次世代シークエンスエンサーに供するのに十分な量とクオリティを得ることができたため、29年度には測定を実施するため、28年度の残りの予算を使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 知機能低下を軽減するロスマリン酸の効果2017

    • 著者名/発表者名
      山下 玲、長谷 知輝、浜口 毅、篠原 もえ子、山田 正仁、阿部 啓子、小林 彰子
    • 学会等名
      日本農芸化学会2017年度大会
    • 発表場所
      京都女子大学(京都府、京都市)
    • 年月日
      2017-03-18 – 2017-03-18
  • [学会発表] ポリフェノールのアルツハイマー病遅延効果2017

    • 著者名/発表者名
      小林彰子
    • 学会等名
      食の安全研究センター創立10周年記念シンポジウム
    • 発表場所
      東京大学(東京都、文京区)
    • 年月日
      2017-02-22 – 2017-02-22
    • 招待講演

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公開日: 2018-12-17  

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