生存しているが通常の培養法では培養できない状態(viable but nonculturable, VBNC)の細菌は一般的な培養法では検出されないものの,特定の条件下では培養可能状態に復帰することが明らかとなっている。本研究では,コレラ菌(Vibrio cholerae O139)と腸炎ビブリオ(V. parahaemolyticus)を材料として,VBNC状態への移行と培養可能状態への復帰について検討を行った。 その結果,塩濃度はVBNC状態への移行と培養可能状態への復帰に重要な因子の1つであることが明らかとなった。
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