近年の通信の高速化などに伴って、電磁気学を理解できる人材の必要性が高まってきている。しかし、電磁気学は目に見えない現象を扱う分野であるため、初学者にとっては理解をすることが難しい分野の一つになっている。 そこで私たちは、現在普及している仮想現実(バーチャルリアリティー)技術を応用した3次元電磁界シミュレーションシステムを開発し、教育に適用することを目標に研究を行った。実際の開発では、GPUプログラミング技術を適用してシミュレーション速度を高める取り組みも行い、シミュレーション時間の短縮を行った。最後に、初学者の方にシミュレーションシステムのテストをしてもらい、システムの有効性を確認した。
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